【半分、青い。】秋風漫画「Kiss+πr2(キス・プラス・パイアール・ジジョウ)」

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NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に登場した、秋風羽織が執筆中だった漫画「Kiss+πr2」についてまとめます。

この漫画は、秋風の一連の劇中漫画の「本当の作者」であるくらもちふさこ氏による実在の作品です。

タイトル変更を提案して秋風激怒

4月26日(木)放送回では、散英社の気弱な担当編集者・真鍋(安井順平)が秋風羽織(豊川悦司)の執筆中の新作漫画「Kiss+πr2(キス・プラス・パイアール・ジジョウ)」のタイトルに対し「ちょっとわかりづらいのでは…」と恐る恐る意見をする場面がありました。

※この時点で真鍋は、「キス・プラス・パイアールジジョウ」と、余分な「の」をタイトルに入れて発音してしまい、秋風をイラつかせています。

偏屈でこだわりが強い秋風は、当然ながらこの意見に激怒。その場で散英社・ガーベラコミックスの編集長・北野(近藤芳正)に電話をし、「今まで世話になったが、来月からはコウダン館出版で続きを描く(怒)。さようなら」と絶縁宣言をぶちかまします。

くらもちふさこ氏の実在の作品

秋風の気難しい性格を表すエピソードとなりましたが、劇中で登場した漫画「Kiss+πr2」は、一連の秋風作品の「本当の作者」である実在の漫画家・くらもちふさこ氏の作品のひとつです。

「Kiss+πr2」のAmazonの紹介文を引用します。

高校生の雑賀は父親を亡くし、母親に蒸発され、祖母にも先立たれ、一人暮らしをしていた。全くツイていない自分の人生をすっかりあきらめていたある日、葵に出会う。雑賀にとって葵は、女王のような冬子とは対照的な存在だった。葵がくれた一枚の宝くじが、雑賀の運命を変えて…!?

この作品は、少女漫画としては珍しく主人公の男子高校生がネガティブで運が悪い男の子。くらもち作品に共通する人間関係の観察眼の鋭さや詩的で叙情的な表現が随所に散りばめられ、読む人をくらもちワールドにぐいぐいと引き込んでいく、渋く通好みな良作です。

別冊マーガレットで連載

劇中では「散英社」の「ガーベラコミックス(雑誌・ガーベラ)」で発表されていたという設定の「Kiss+πr2」ですが、実際のくらもち作品は「集英社」の「別冊マーガレット」で連載され、漫画レーベル「マーガレットコミックス」から単行本が発刊されていました。

劇中では1990年頃に「Kiss+πr2」が執筆されていましたが、実際にくらもち氏が「Kiss+πr2」を連載していたのは1986年から1987年にかけてであり、多少の時間のズレがあります。

また、「Kiss+πr2」以降もくらもち氏は集英社「別冊マーガレット」で他作品の連載を継続しています。秋風が「散英社」に激怒して「コウダン館出版」(講談社?)に鞍替えしようというエピソードはあくまでドラマ上の創作でしょう。

▼安井順平、志尊淳の共通のマネージャーがTwitterにあげた画像を見ると、散英社と秋風はその後和解しそうな雰囲気…?


【半分、青い。】少女漫画家・秋風羽織 「いつもポケットにショパン」はくらもちふさこの実在作品

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