【あさが来た】鮎のお菓子に添えられた梨江の手紙「風かわり〜」句の意味は?

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NHK連続テレビ小説「あさが来た」10月15日(木)放送回より。あさのもとに届けられた「母の句」についてまとめます。

母・梨江、山王寺屋を訪ねる

あさとはつの母・今井梨江(寺島しのぶ)は、大坂への用事のついでにはつの嫁ぎ先「山王寺屋」に立ち寄ります。梨江は山王寺屋の経営が思わしくないのでは?とはつに尋ねますが、それを姑の眉山菊(萬田久子)に聞かれてしまい、菊を怒らせてしまいます。

梨江は自らの失敗を悔やみ京へと戻るのですが、その際に加野屋のあさのもとに「お土産」を届けるよう使用人に託します。

「鮎のお菓子」添えられた手紙には…

▼京都あるいは名古屋が発祥といわれる「鮎のお菓子」。京都は鴨川の鮎を、こちらの「尾張屋」(画像は楽天へのリンク)のものは長良川の鮎をイメージ。

お土産の中身は、あさの大好きな「鮎のお菓子」でした。母からの土産を受け取ったあさは喜ぶのですが、この土産の本当の目的は、一緒に添えた「手紙」のほうにありました。手紙には以下の句だけが書かれていました。

風かはり 父はあらたな 風にのり

これを見たあさは、五代(ディーンフジオカ)の「世の中はこれから大きく変わる」という言葉を思い出し、「これは…もしかしたら」とその真意を汲み取ります。

手紙の意味、真意とは?

「風変わり 父は新たな 風にのり」。

単純に意味だけでいえば「風が変わり、父(忠興)は新しい風に乗りました」となり、少々意味が取りづらい句です。

しかし、この句に込められた真意は、「今井家(あさの生家)は江戸幕府を見限り、倒幕派(後の明治新政府側)に乗り換えた」というもの。要人とのパイプを持ち情報収集能力に長けている今井家は、この時点で江戸幕府が長くないことを確信していたのです。

はつには会い、あさには手紙

今井家は、二人の娘が嫁いだ山王寺屋、加野屋の行く先を心配していました。今井家は諸藩に金の貸付けをする「大名貸し」をしない主義らしいのですが、山王寺屋も加野屋も「大名貸し」が商いの屋台骨を支えており、江戸幕府が倒れるとなると御家存亡の危機となることは必至。

しかしながら身の危険もあり「江戸幕府が倒れる」とは公言できないため、梨江は「手紙」という形で、あさに来るべき未来を示唆したのです。

梨江がはつには「面会」をしたのに対し、あさには「手紙」だけだったというのは、梨江が山王寺屋での失敗を反省して加野屋への訪問を遠慮したのか、あるいは、あさなら手紙だけで伝わると考えたのか…。いずれにしても「風変わり 父は新たな 風にのり」の重要なメッセージは、加野屋のあさだけに伝わり、山王寺屋のはつの元には届かないのでした。

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