【あさが来た】「勉強会」でのあさの最後の演説 若い女性たちへのメッセージ

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4月2日(土)放送のNHK連続テレビ小説「あさが来た」最終回において、ヒロイン・あさ(波瑠)が若い女子に向けて「メッセージ」を語る場面が描かれました。

この記事では、あさが語ったメッセージの内容をまとめます。この演説は、現代を生きる女性たちに対するメッセージのようにも感じます。

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春の勉強会開催

新次郎が亡くなって六年後。「おなごの教育を進めていくいうのだけは、これからもしていけたらいい」と語っていた通り、あさは念願だった「春の勉強会」を別荘近く、海が見える丘の上で開催します。

講師にアメリカ留学帰りの田村宜(吉岡里帆)らを迎え、全国から集まった「ヤル気のある」若い女性たちに、自由な雰囲気の中で学ぶ機会を与えようという会です。

勉強会の冒頭。あさはこれまでの人生経験から得た、「おなごならではの武器」を若い女性たちに語りかけます。

皆が幸せになるために必要なもの

鉄道、電話などが普及して国が豊かになったはずなのに、戦争や口汚い批評や悪口で人の心を傷つける事態が頻発している状況に、あさは憂いを示します。

人々がより幸せになるために必要なもの。あさによれば、それは銃でも大砲でもなく、「人の気持ちを慮ることが出来る優秀な頭脳と、柔らかい心」とのこと。そして、「その分野でいうたら、おなごはんは決して男はんにひけとらしまへん」というのが、男社会で長年戦ってきたあさの持論です。

男性と同じ土俵で “力” で勝負するのではなく、女性ならではの柔らかな視点、利点を活かし、世の中に貢献していくことが大切だとあさは説くのです。

こうした考えは、成澤泉(瀬戸康史)の唱えた女子教育論「女子ノ教育ニ就イテ」や、「日の出女子大学校」の教育理念にも共通しています。男性と同等の人格を認めた上で女性の良い面をしっかりと伸ばし(やみくもに男性化して張り合うのではなく)、広く社会に貢献出来る柔らかい女性を育てていくのが、女子教育では大切だと考えているのです。

視聴者女性に向けて?あさの最後のメッセージ

あさは、若い女性たちにそう語りかけると、最後に勉強会参加者に励ましの言葉をかけています。

「若い人たちはその二つ(前述)があったら、日本どころか世界に役立つことがぎょうさんある。どうか、どうか、しょげてなんていてんと、よう学んで、頑張ってくなはれな」

このセリフ。もしかしたら、あさの口を借りて脚本家・大森美香氏が視聴者の女性たち(男性にも)に伝えたかった「メッセージ」だったのかも知れません。

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