【べっぴんさん】父・坂東五十八モデルは「レナウン」創業者・佐々木八十八

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NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で生瀬勝久が演じているヒロインの父・坂東五十八(ばんどう・いそや)には、実在のモデルとなる人物が存在します。

この記事では、五十八の実在のモデル人物である佐々木営業部(現・レナウン)創業者・佐々木八十八についてまとめます。
※「佐々木営業部」「レナウン」は、ドラマでは「坂東営業部」「オライオン」として登場。

父のモデルは「レナウン創業者」

坂東五十八のモデル人物である佐々木八十八(すみれのモデル・坂野惇子の父)は、佐々木営業部=現在のレナウンの創業者として知られた実業家でした。

八十八は11代続く豪商・佐々木家に生まれると輸入販売の商いを志し、27歳の時に大阪で衣料品と繊維卸売を扱う「佐々木営業部」を設立(明治35年)。佐々木営業部は繊維製品の製造を取り扱うなどして(商標は「レナウン」)大きな成功を収め、戦後には尾上清(ドラマでは野上潔として登場)による再興もあり、現在は東証一部上場企業「株式会社レナウン」に発展しています。

また、八十八は政界にも進出。1923年(大正12年)に大阪市東区・区議会議員に、1931年(昭和6年)には貴族院議員となり、貴族院が廃止となる1947年(昭和22年)まで務めています(佐々木営業部の経営は実質的に番頭・尾上設蔵に任されていた)。八十八は、政治家としても高い評価を得ていたそうです。

父から過保護に育てられた惇子

すみれのモデルである坂野惇子は八十八の三女として神戸で生まれ、父の成功を受けて裕福な家庭で育ちました。八十八は自身の長女、次男を早くに亡くしたこともあり、娘たちの健康や安全に対し神経質なほどに気を回していました。

末娘だった惇子は特に目をかけられ、家で作ったもの以外は食べてはいけない(買い食い、外食はダメ)、通学にはいつもお付きが付く(地元の小学校に通ったため、お嬢様ぶりが周囲から浮いていた)、佐々木営業部製の派手な服を着させられるといったふうに、父の過保護ぶり、良家の娘生まれゆえに少々窮屈な少女時代を過ごしています。

起業を模索、父が後押し

終戦後、惇子は幼い娘を抱え、ジャカルタに派遣された夫の消息が分からない中、女性が働いて収入を得る道を探し始めます。

この時、八十八は「誰も皆、働くというのはいいことだと思うよ。」と惇子の背中を押しています。また、八十八は起業後も商人の先輩として惇子にアドバイスを送るなどし、惇子が後に商いで大成する上で、商いの先輩である父の存在は大きな力になったようです。

「レナウン」といえば、現在でも有数のアパレルメーカー(※現在は中国企業傘下)として知られます。「べっぴんさん」のヒロイン・すみれは、その偉大な創業者の娘として生まれた坂野惇子がモデルであり、「あさが来た」の白岡あさ(広岡浅子)同様、生粋の「お嬢様育ち」→「父に見守られながら事業家として大成」という人生を歩むことになりそうです。

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