【べっぴんさん・ロケ地】ご近所の緑の洋館(異人館)は「萌黄の館(旧シャープ邸)」

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NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にロケ地、撮影場所としてたびたび登場している緑の洋館「萌黄の館」についてまとめます。

この建築物と、周囲の町並みがドラマに「神戸らしさ」を与えています。

坂東家のご近所 緑の洋館

坂東家のお屋敷として撮影に用いられている「ジェームス邸」とともに、ドラマの中で印象的なロケ地となっているのが、緑の洋館である「萌黄の館(もえぎのやかた。小林家住宅、旧シャープ邸とも呼ばれる)」と、その周囲の町並みです。

「萌黄の館」は、ゆりやすみれが近所を散策するシーン(=敷地外部の緑の柵と、周辺の町並み)や、外国人女性・クリスティーナが西洋式の育児法を小野明美に習う場面などで登場しています。

▼グリーンの柵と、味わい深い坂道が印象的な「萌黄の館」前の路地。この一帯ですみれ、ゆり、クリスティーナが立ち話。

ハンター・シャープの邸宅 コロニアル・スタイル

「萌黄の館」は、1903年(明治36年)にアメリカ総領事ハンター・シャープの邸宅として建てられました(英国人建築家A・ N・ハンセルが設計)。その後、1944年(昭和19年)に元神戸電鉄社長・小林秀雄氏の住宅になっています。

建物は北野異人館街の一角にあり、「コロニアル・スタイル」(日本では、幕末・明治初期に外国人が建設した住宅の一タイプをいう。コロニアル=植民地の、植民地風の)をとっています。

コロニアル・スタイルは、もともとは東南アジアなどの植民地で強い日差しを避け、通風をよくするために用いられたスタイルが起源。長崎のグラバー邸などもコロニアル様式の建築物とされ、張り出した屋根により日陰が作られ、その下に張り巡らされたベランダ、テラス等の空間から室内に涼風がもたらされます。

▼神戸公式観光サイト「Feel KOBE」には萌黄の館に関する観光情報がまとめられています。(画像クリックでリンク先へ。)

萌黄って何?

この洋館の最大の特徴は、建物の愛称にも用いられている「萌黄色」。建物外観、室内、そして外周の柵などに美しいグリーンが用いられています。

萌黄色は「春先に萌え出る若葉のようなさえた黄緑色」のことで、平安時代から用いられている日本の伝統的な色名です(WikipediaによればRGB値=170, 207, 83)。英語では「スプリンググリーン」の色が近いとのこと。

同建築は1980年(昭和55年)に国の重要文化財に指定され、「白い異人館」などと呼ばれていた時期もありましたが、1987年(昭和62年)に建築当時の萌黄色に塗り替えられ、現在はその色の美しさから「萌黄の館」の愛称で親しまれています。

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