【べっぴんさん】潔とゆりが暮らす闇市は大阪・梅田(大阪駅付近)

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NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で潔とゆりが戦後に本拠とする大阪(梅田)の闇市についてまとめます。

潔たちが生活しているのは、現在の梅田一丁目「ダイヤモンド地区」あたりではないかと推測します。

大阪梅田の闇市で生活を始める

壮絶な沖縄戦から生還し復員した潔(高良健吾)は、妻のゆり(蓮佛美沙子)とともに坂東営業部の再建を目指し、まずは大阪・梅田に発生した闇市の一角にバラック小屋を建て、小さな商売を始めます。

潔たちが再起の場所として選んだ大阪の闇市の風景は、スタジオセットにより再現されたものと考えられますが、モデルになっていると思われる闇市は実際に大阪駅前、梅田周辺に実在しました。

※野上潔のモデル人物・尾上清は、復員後に「佐々木営業部」の吸収合併先「江商」で働いており、闇市で商いをして再起をはかるというストーリーはドラマのオリジナルです。

大阪駅周辺の闇市とは

昭和20年9月頃になると、大阪駅東口駅前の広場に闇市が登場します。復員兵を目当てにして、サツマイモや蒸しパンなどを売る人々が集まり始めたのが、大阪の闇市の始まりでした。

その後、10月には当局による手入れが入りますが、すぐに闇市は復活。11月頃には大阪駅周辺には300人超の露天商がいたとされ、大阪駅の南側、いわゆる「ダイヤモンド地区(その中でも主に南半分)」にも広がり、大阪駅・梅田周辺はバラック小屋が立ち並ぶ一大闇市として、大きな賑わいを見せていました。

▲「ダイヤモンド地区」は、大阪駅南側、現在の梅田一丁目付近の通称。四つ橋筋・御堂筋・曽根崎通に囲まれた五角形の地区で、現在は大阪駅前第1〜第4ビル、新阪急ビル、阪神百貨店、大阪マルビル、ヒルトン大阪 ディアモール大阪などが立ち並ぶ日本有数のビル街になっています。地区の南側半分は闇市の名残で1980年代まで再開発が遅れたとか。

※大阪には他にも鶴橋、天王寺、天六、野田などに闇市が出来ましたが、ドラマ内で「梅田」との言及があったため、潔とゆりは梅田にあった闇市で生活をしている設定のようです。また、セット内で潔が泥道をバイクで走るシーンが登場しており、当時の写真と照らし合わせるとダイヤモンド地区にあった闇市がモデルになっている可能性が高く思います。

法外な値段でも使わざるを得なかった闇市

配給が滞り、市民に満足な物資が行き渡らなかった当時の東京、大阪などの大都市部では、各地に闇市が発生しています(秋葉原、新橋、池袋、上野、中野、吉祥寺、梅田、阿倍野、天王寺などなど)。

闇市は値段は法外ながら何でも揃っており、人々はそこで物を手に入れるしか手段がありませんでした。並べられた商品には正規ルートを外れていたもの、盗品なども並んでおり、まさに「闇市」という言葉がピッタリくる、アンダーグラウンドな商業地帯だったのです。

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