「ごちそうさん」東京編の時代背景 1922年(大正11)ソ連成立・アインシュタイン来日・江崎グリコ設立など

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朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」東京編では、時代設定は1922(大正11)年でした。

「大正」という時代は「大正ロマン」など、激動とされる昭和前期などと比べてもふんわりと良いイメージで語られることが多いと思います。「ごちそうさん」で描かれる大正の日常も非常にのどかで平和。貧富の差はあったのでしょうが、庶民が生活を楽しんでいたように描かれています。

では当時、実際の世の中ではどのようなことが起きていたのか。気になるところです。というわけで1922年、それにめ以子(杏)が大阪の西門家に嫁ぐことになる1923年近辺の出来事を調べてみました。

まずは1922年。め以子は高等女学校5年(12歳からの5年制、現在の中学校的な感じ)で17歳です。この年に起こった世の中の出来事はー。

ソ連成立、ムッソリーニ内閣成立…

・ワシントン会議(2月):ワシントン海軍軍縮条約・九か国条約調印
・日本共産党結成(7月)
・イタリアでムッソリーニ内閣成立(10月)
・オスマントルコ帝国滅亡(11月)
・ソビエト連邦成立(12月)

といった感じで、ドラマの中の世界では極めて平和な日々なのですが、こうして見ると少しずつ、後の戦争へと繋がっていく萌芽が見られますね。
大阪・グリコ
By: Roger Braunstein

そしてもう少し身近な出来事としてはー。

・グリコ(菓子)発売、江崎グリコ設立(2月)
・アルベルト・アインシュタイン来日、人気に。相対性理論ブームが起こる(11月)
・山手線が4両編成に
・東京湾上空の遊覧飛行開始 15分で30円と非常に高価(参考:豆腐一丁は5銭)

この年、江崎商店(現・江崎グリコ)は栄養菓子グリコ(10粒で5銭)を発売。この時に新聞紙上に出された広告「1粒300メートル」で、あの「マラソンランナーのゴールシーン」のシンボルが誕生しました。そしてカルピスのキャッチフレーズには「初恋の味」を使用、不二家創業者・藤井林右衛門がショートケーキ(1個8銭)を発売するなど、現在でもお馴染みの味がこの頃には世に出ていたことになります。

ライスカレー、コロッケ、トンカツが三大洋食といわれるようになったのも、この頃だといいます。

なお、1922年に生まれた有名人には、水木しげる(漫画家)、瀬戸内寂聴(小説家)、中内功(ダイエー元社長)、ピエル・パオロ・パゾリーニ(映画監督・詩人・小説家)などが居ます。め以子は水木しげるや瀬戸内寂聴よりも年上なんですね(笑)。

この翌年、関東大震災が発生、世の中は一気に暗いムードへと突入していきます。

翌年(1923年)の記事 →「ごちそうさん」大阪編の時代背景 1923年(大正12)関東大震災、大大阪時代の幕開け

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