大五が歌った「復興節」(添田さつき)明るい歌詞が関東大震災後の世間を笑わせた

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12月27日放送分のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。この日の放送は「男同士」と「酒」、そして「復興節」が印象的でした。

西門の父が生きていたことを知らされずにふて腐れ、源太(和田正人)を頼って正蔵に会いにいった大五(原田泰造)。

大五は正蔵(近藤正臣)から鯛の腸(わた)をふるまわれ、料理人同士、旨い酒と肴を前に気を許せた部分もあるのでしょう、すっかり意気投合します。そして大五は正蔵に、悠太郎(東出昌大)の仕事の悩みを親として相談に乗ってやったらどうかと進言します。

そこへ、大五を連れ戻しに悠太郎がやってきます。その流れで大五と悠太郎は「いつもの」立ち呑み居酒屋へ。大五は悠太郎と正蔵のわだかまりについて、もう一人の「父」として相談に乗ります。

大五と正蔵、悠太郎。距離があった男三人が、酒の勢いを借りて打ち解ける。西門家のドロドロとは対照的な、なんとも男らしい(?)単純明快な飲みュニケーションです。

「復興節」は関東大震災後を明るくした

この日の放送で印象的だったのが、立ち呑み屋で流しのバイオリンが歌っていた「復興節」。「♪夜は寝ながらお月さま眺めてエーゾエーゾ 帝都復興 エーゾエーゾ」。軽快な歌です。

この「復興節」は大正関東大震災時に実際に流行した歌で、「添田さつき」という演歌師が作ったもの。

先頃の東日本大震災で日本全国が落胆し自粛ムードが広がったのと同様、大正期の大震災でも世間は絶望の中にありました。そんな中、添田が勇気を振り絞って歌い上げた「復興節」は人々に笑いを与え、被災地各所、そして全国へと広まっていったそうです。

「復興節」の歌詞は著作権の期限が切れているのですべてご紹介できるのですが、その内容の明るいこと。「ごちそうさん」劇中で歌われたのは「1番」の歌詞ですね。

うちは焼けても 江戸っ子の
意気は消えない見ておくれ アラマ オヤマ
たちまち並んだ バラックに
夜は寝ながらお月さま眺めて
エーゾエーゾ 帝都復興 エーゾエーゾ

田舎の父さん お見舞いに やって来て
蒲田でびっくり仰天し アラマ オヤマ
すっかり焼けたと 聞いて来たが 焼けたやら 焼けねえやら
どちらを向いても 屋根ばかり
帝都復興 エーゾエーゾ

嬶(かかあ)が亭主に言ふやうは
お前さんしつかりしておくれ アラマ オヤマ
「今川焼」さへ「復興焼」と改名してるぢやないか
お前さんもしつかりして
エーゾエーゾ 亭主復興 エーゾエーゾ
 
騒ぎのさなかに生まれた子供
つけた名前が震太郎 アラマ オヤマ
震地に震作 シン子に復子
其の子が大きくなりや地震も話の種 
エーゾエーゾ 帝都復興 エーゾエーゾ
 
学校へ行くにもお供をつれた
お嬢さんがゆであづきを開業し アラマ オヤマ
はづかし相(そう)にさし出せば
お客が恐縮しておじぎをして受け取る
エーゾエーゾ 帝都復興 エーゾエーゾ
 
ツンとすまして居た事も
夢と消えたる奥様が アラマ オヤマ
顔の色さえ真っ黒け
配給米が欲しさに押したり押されたり
エーゾエーゾ その意気 その意気 エーゾ エーゾ

「江戸っ子の意気」「”今川焼”さへ”復興焼”と 改名して(商売をする)」といったたくましさ、なぜか三番の歌詞だけ「亭主復興」になっている小ネタ。それに「騒ぎの最中に生まれた子供 つけた名前が震太郎」「(ツンとすまして居た奥様が)配給米が欲しさに押したり押されたり」など、本当は泣きたいような気持ちを笑いで吹き飛ばす、前向きな歌詞です。

この「復興節」を大声で歌いながら、大五と悠太郎は居酒屋から泥酔帰宅します。悠太郎の心の霧(正蔵へのわだかまり)が少し晴れたような、そんな気持ちとリンクした歌だったのかもしれません。

 未曾有の大震災に遭遇した大五たち一家が大阪で「明るすぎる」のが気になっていましたが、この「復興節」によって、少しはその明るさに説得力が出た…かな?

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