泰介が食べた「柿の葉寿司」ならぬ「笹の葉寿司」 「くつげんのこじ」とは?

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3月8日放送分のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。め以子(杏)とともに和枝(キムラ緑子)の住む山下家に身を寄せていた西門家の長男・泰介(菅田将暉)に、ついに召集令状が届いてしまいます。

せめて明るく送り出してやりたいと願うめ以子が泰介に何が食べたいかを尋ねたところ、泰介は「西門の柿の葉寿司が食べたい」と答えます。

この柿の葉寿司。かつて希子の祝言(結果的には悠太郎とめ以子の祝言に取って代わりましたが)の席に用意された、西門家想い出の味。亡くなった悠太郎たちの母の味を引き継いで作れるのは、和枝だけです。

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本当は泰介のことを可愛く思うツンデレ和枝

作り方を教えて欲しいとお願いするめ以子に対し、和枝は「出征する泰介は西門の人間ではなく、お国の人」だとの理由で、柿の葉寿司を作ることを快諾します。和枝はめ以子と一生「いけず」をする約束をしてしまったので、その息子である泰介に対しても本当は可愛い甥っ子でありながらも、「いけず」を続けるという体面を守り続けて来たわけです。この辺の描写はいい具合のツンデレです。

とはいえ、柿の葉はまだ若すぎる時期。そこで和枝は笹の葉で代用し、い草で巻いた「中華チマキ」のような特製「笹の葉寿司」を作ります。この「笹の葉寿司」には、和枝なりの縁起担ぎ、願いが込められていました。

▼柿の葉寿司といえば、奈良の名産。先日奈良を訪れた際にお土産に買ってみましたが、ちょっと感動するほどの美味しさでした。

い草は邪気を払う チマキのいわれ

め以子の説明によれば、

「昔大陸(中国)に居た詩人が、事情があって川に身投げをしたんよ。それを供養するためにこれ食べーって笹の葉でくるんだチマキを川へ流したんや。そしたら、しばらくしてその人の幽霊が出て来てな、食べたいゆうてもこれではバラけてもうて、わてのところまで届きまへんねんって。で、みんなで知恵をしぼってちまき、い草で巻いてな ほしたら食えたでーって」

和枝曰く「なんやあんさん話すと有り難みがない話に聞こえますけど、要するに、い草は邪気を払ってくれる、転じて難を逃れるいうことだすわ」

とのこと。

くつげんのこじ=屈原の故事

これを聞いた泰介は「屈原の故事(くつげんのこじ)ですね」とさすがの京都帝大生らしい教養を見せるも、め以子は「へ?」と案の定の様子。

泰介のいう「屈原の故事」、屈原という人物についての話は以下のサイトに詳しく書かれています。中国で粽(ちまき)が茅(ちがや)の葉で包まれるようになったいわれがわかりやすくまとめられています。

め以子の説明とは少し違っていますが(竹づつに米を入れたものを水に流していたが、悪い竜に食べられてしまう。そこで屈原の幽霊が出て来て、龍が苦手にしている楝樹(れんじゅ)の葉で米を包み、糸で縛ってほしいと頼んだ)、この逸話から取られたエピソードだと思われます。

http://www6.airnet.ne.jp/grama/cook/topix/tango/tango2.html

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