おでん・関東煮「ごちそうさん」に登場 宮本先生の弔いは食べること

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関東大震災により亡くなった恩師の宮本先生のため、め以子と桜子は「食べること」で弔いとしました。その場面で登場したのが「おでん」。

▲おでん種。今や「おでん」は冬の国民食。

希子が「おでん?」と聞き返したように昭和の中頃までは、関西ではいわゆる「おでん」は「関東煮(かんとだき)」と呼ばれていました(現在でもそう呼ばれることは多い)。

(余談ですが、劇中で桜子と馬介は「かんとうだき」、め以子だけは「かんとだき」と発音してましたね。杏なりのこだわりが垣間見えた気がしました笑。)

せっかちな江戸っ子が生んだ「おでん」

「おでん」とは「御田」と書き、もともとは「田楽」のこと。「田楽」は室町時代から存在する歴史の古い食べ物で、焼き田楽と煮込み田楽がありました。

江戸時代、江戸においては豆腐を串刺しにし、それを焼いたものを味噌に付けて食べる田楽が庶民の間で大人気でした。この焼き田楽も十分ファーストフードとして通用すると思うのですが、そこはせっかちな江戸っ子。いつしか煮込んだ方が手っ取り早いというわけで、煮込み田楽が人気となり、田楽=御田(おでん)と言えば煮込み、という現在のようなスタイルが主流となったわけです。

劇中、馬介の説明によれば、「もともとは関東でおでん言われてたのがこっちに伝わってきて。せやからこっちでは関東煮と言われるようになったんちゃうかと聞きましたけど」。

牛すじ、ちくわぶ、黒はんぺん…地域色豊かな「おでん」

「ごちそうさん」ドラマ内で出てきた「おでん」の画面を一時停止して具材を確認してみたところ、大根、牛すじ、コンニャク、タコ、練り物(揚げかまぼこ)、厚揚げ豆腐、里芋が確認できました。

これを見て、め以子は「こっち(大阪)はおでんにタコ入れるのよね」と言っていました。関東地方にある僕の実家では、タコは必須、牛すじと里芋が我が家のおでんに入っているのは見たことがありません。

ほかに北海道のマフラー(分厚いさつま揚げ)、東京のちくわぶ、静岡の黒はんぺんなど、現在では日本各地に独自の「おでん種」が存在し、こうした地域による違いも楽しいですよね。

ちなみに台湾にも「関東煮(グヮンドンジュー)」という人気料理があり、夜市やコンビニで売られています。この「関東煮(グヮンドンジュー)」、味もそのまんま「おでん」です。日本統治時代の名残ですね。

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