ごちそうさん・西門悠太郎が建設に関わる「大阪市営地下鉄」今年はラッピング列車も

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連続テレビ小説「ごちそうさん」。め以子(杏)の夫・西門悠太郎(東出昌大)は大阪市役所で働き、大阪の新しいまちづくりへの希望に燃えています。

そもそも悠太郎が建築を志したキッカケは、大阪の街の「大火」により母を失ったことでした。東京の帝大を経て大阪市役所に就職した悠太郎でしたが、いきなり思うようなコンクリート建築はやらせてもらえるはずもなく、1923(大正12)年現在、木造建築設計の中で自分が出来ることを模索している段階です。

大阪の発展に悠太郎が貢献か

さてそんな悠太郎ですが、就職から10年ほど経った1933(昭和8)年前後、年齢で言うと30代前半、大阪の街を大きく変えるプロジェクトに携わるようです。

史実では1933(昭和8)年、日本初の公営地下鉄となる「地下鉄1号線(現在の御堂筋線)」を大阪市が開業させます。地下鉄自体はそれより以前に東京で開通していましたが、東京では民間の鉄道会社が主体であり、公営による地下鉄は大阪が全国で初でした。この「地下鉄1号線」の建設に、悠太郎が大きく関わるという設定のようです。

大阪地下鉄の難工事が日本の土木技術を向上させた

「地下鉄1号線」は梅田ー心斎橋駅間で開業、その後順次路線を拡張し、現在では「新大阪」「梅田」「難波」「天王寺」等を結ぶ文字通り大阪の大動脈として、市民に利用されています。着工から開業まで、軟弱な地盤による崩落事故や沿線地上ビルの沈下により発生した莫大な補償金の問題などもあり、かなりの難工事となりました。開業までは苦労の連続だったようです。

しかしこの難工事によって日本の土木技術が向上したともいわれ、そんな難局に悠太郎は立ち会うことになります。就職当時は思うようにいかずフラストレーションも溜まっていただろう悠太郎ですが、さすがはエリート、大きな仕事をやってのけるようです。
心斎橋駅
▲アーチ状の天井が特徴的な大阪市営地下鉄・心斎橋駅。
Photo by: ume-y

大阪モダンの息吹は現在も地下に 今年はラッピング電車も

地下鉄1号線は開業当時の先見の明により、当時の車両は一両編成であったにも関わらず、ホームは8両編成に対応した造りとされました。そのお陰もあり、現在でもほとんど手直しせずに当時の一部構造物を使用しているとか。

そして現在でも御堂筋線の梅田、淀屋橋、心斎橋などの駅ホームではドーム型の天井が見られ、開業当時・大大阪時代の華やかな雰囲気を感じることができます。大阪観光の際は、地上ばかりでなく是非地下鉄御堂筋線に乗って、大阪モダンの片鱗を味わうのもいいのではないでしょうか。

「ごちそうさん」スペシャルラッピング列車も運行

なお大阪市営交通では今年(2013年)の9月から一年間、「大阪市営交通110周年記念事業」として「ラッピング列車」が走っています。各車両に往年の市電・地下鉄の塗装色を施し復刻するほか、そのうちの一両には「ごちそうさん」のスペシャルラッピングが施されています(こちらは放送終了までの運行らしい)。

このラッピング電車は数あるうちの車両の一編成だけなので、狙って見られるわけではないのですが、車内広告では交通局の歴史を見られるポスターなども掲出しているそう。

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