「ごちそうさん」でも描かれる大阪の夏・天神祭のハモづくしメニューとは?

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日本三大祭りとして知られる大阪の天神祭。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でも、大阪天満の夏の行事として、この大阪天神祭の季節の様子が描かれます。

天神祭は大阪天満宮を中心とした祭り。6月下旬から諸行事が行われ、7月24日の宵祭り(宵宮)、翌25日の本祭り(本宮)で祭りは最高潮の盛り上がりを見せます。
天神祭・船渡御
▲「船渡御」の風景は水の都・大阪ならでは
Photo by : elmimmo

水辺を彩る船渡御は天神祭の華

中でも25日の本祭りに行われる「船渡御(ふなとぎょ)」と呼ばれる神事は圧巻。神輿の御座船に付き従う船、出迎える船、見物の船などが大川(旧淀川)を埋め尽くし、船や河岸のかがり火が川面に映えます。そこに盛大に花火も打ち上がり、絵巻物のような風景が広がります。大阪の夏祭りは数多くありますが、天神祭はその中でも多くの大阪の人々が待ちわびる、夏の風物詩です。

さて、食がテーマの「ごちそうさん」。天神祭の季節の食べ物が登場しそうです。この時期の大阪といえば、何といっても「鱧(はも)」。夏祭りの頃のはもは梅雨の水を飲んで太り、腹に子を持っているので味が良いとされ、天神祭の日には「はもづくし」のごちそうで祝います。

天神祭の夜はごちそう「はも尽くし」

食が多様化、近代化する以前の天神祭・本祭りの日の食卓の一例は以下のような感じ。『聞き書・大阪の食事(農山漁村文化協会)』から抜粋します。大正から昭和を生きた大阪庶民から、古き大阪の食文化の様子を聞き書きしてる書物です。

天満・雑貨商の天神祭りの夜のメニュー一例

「天神祭・宵祭りの夕食」
・冷やしそうめん
・あじの塩焼き
・はもの皮のざくざく(はもの皮を入れたきゅうりの酢の物)

「天神祭・本祭りのごちそう」
・冷やしそうめん
・はものつけ焼き(甘辛いタレで焼く)
・はもちり(梅肉醤油、酢味噌につける)
・たこときゅうりの酢の物
・はもの子とこいもの炊き合わせ
・お菓子椀(白天=白く仕上げた魚のすり身の揚げ物、干ししいたけ、かいわれ菜の煮物)など

なんとも涼しげな食卓ですね。

昼食は天神さんに多数出ている露店(すいか、なんばんきび、洋食焼き、鼈甲飴、いかのつけ焼きなど)で買って食べ、家に帰って夕食を食べて再び祭りへ、という天神祭入り浸りの二日間を過ごしていたようです。

はもは小骨が多く、骨切りが難しいといわれます。これは素人ではなかなか出来ないので、魚屋にやってもらい、そのついでに「つけ焼き」や「はもちり」もつくってもらう。スーパーではなく市場や店先で会話しながらの買い物だからこその、楽しい買い物風景です。「ごちそうさん」でもそういったやり取りが描かれるのでしょうか。

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