旧伊藤伝右衛門邸の入場者数が三倍増!「花子とアン」効果を喜びつつ、地元では複雑な表情も

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昨年の三倍増!観光客が押し寄せる旧伊藤伝右衛門邸

開始以来視聴率が20%を超え続け、好調な放映を続けているNHK連続テレビ小説「花子とアン」。好調なドラマに引っ張られるように、九州の石炭王・嘉納伝助(吉田鋼太郎)のモデルとなった実在の人物・伊藤伝右衛門が暮らした旧邸宅に観光客が押し寄せています。

旧伊藤伝右衛門邸がある福岡県飯塚市によれば、今年5月に同邸宅を訪れた入場者は昨年の同時期の3倍増以上とのことで、「花子とアン」効果が目に見えて表れているようです。

▲旧伊藤伝右衛門邸。二階部分が歌人・柳原白蓮が過ごした部屋。
Photo by Muyo (画像出典:Wikipedia)

伝右衛門と白蓮の生活の場

九州の炭坑王と呼ばれた伊藤伝右衛門は、明治から大正時代にかけての九州・筑豊地方において莫大な財をなした歴史的人物。

葉山蓮子(仲間由紀恵)のモデルとなった実在の歌人・柳原白蓮を妻として迎える際に、伝右衛門は平屋造りだった邸宅に二階部分を増設。また、当時の九州ではほとんど見られなかった「水洗トイレ」を白蓮のために導入するなど、至れり尽くせりの準備をして白蓮を迎え入れました。

↓邸宅の詳しい記事
「旧伊藤伝右衛門邸」(飯塚市)白蓮と伊藤伝右衛門(葉山蓮子と嘉納伝助のモデル)が暮らした家

当時の生活の痕跡が残る旧邸宅は飯塚市の貴重な観光資源となっており、飯塚市の斎藤守史市長も観光客の増加に喜びを見せているようです。しかし、同時に複雑な心境ものぞかせてるようなのです。

地元は喜びと批判と…複雑な心境も

▼「白蓮れんれん」は柳原白蓮と宮﨑龍介との逃亡劇を描いた伝記小説。林真理子はこの作品で「第8回柴田錬三郎賞」を受賞。

ドラマに登場する嘉納伝助は、九州・筑豊生まれで成り上がりの石炭王という設定。裕福な伯爵家で育った妻・葉山蓮子に対して粗暴な振る舞いを繰り返し、芸者遊びも絶えない男として描かれています。

また、伝助・蓮子夫妻の結婚披露の場に駆けつけた地元・筑豊の名士たちもまた、美しい蓮子を「人形扱い」して見せ物のように囃し立てるなど、下品な人々として描かれています。

筑豊では地元の歴史的人物のこうした描かれ方に疑問の声もあがっており、飯塚市側としても「花子とアン」効果による観光客増加を喜びつつも、複雑な心境をのぞかせているのです。

嘉納伝助も粗野なだけの男ではない…はず

ここまで粗野な人物として描かれている嘉納伝助ですが、決して「悪人」としては描かれていません。実在の伊藤伝右衛門も妻・柳原白蓮の歌人としての活動に対して理解を示していたという話も残っていますし、地元では恋人との逃亡劇「白蓮事件」を起こした白蓮のほうが「裏切り者」では?という声もあるようなのです。

いずれにしても、大正時代の世間を大いに賑わせたビッグカップルの生活の現場・旧伊藤伝右衛門邸は、「花子とアン」の盛り上がりとともに、今後も観光客が押し寄せそうです。

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