カフェーの紳士(中原丈雄)は村岡父だった 「バイブルの村岡さん」と呼ばれた実業家がモデル

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NHK連続テレビ小説「花子とアン」第13週より。「カフェードミンゴ」にたびたび登場していた謎の男・カフェーの紳士(中原丈雄)の素性が明かされました。

紳士(ミスタードミンゴ)は村岡パパだった!

「カフェーの紳士」は、かよ(黒木華)が働くカフェードミンゴの常連客。かよはこの紳士のことを「ミスタードミンゴ」と呼んでいます。

この紳士、宇田川満代(山田真歩)に対して不快感を示す一方、はな(吉高由里子)に対しては「編集者に向いていない」とバッサリ。いかにもな「大物感」を漂わせていました。

第13週ではこの紳士の素性が明かされたのですが、その正体は意外にも、村岡英治(鈴木亮平)・郁弥(町田啓太)兄弟の実の父・平祐でした。平祐は村岡印刷の経営者であり、二人の息子を後継者として育てている最中です。

「バイブルの村岡さん」村岡平吉は横浜で知られた実業家

ベテラン俳優・中原丈雄が演じる村岡平祐にも、モデルとなった実在の人物「村岡平吉」がいます。

村岡印刷のモデルである「福音印刷」は、明治から大正期の横浜において確固たる地位を確立していたキリスト教系印刷会社でした。

村岡花子の夫・村岡儆三が後に引き継ぐ事になる福音印刷は、父・平吉によって興された会社です。平吉は印刷業の職工、新聞社勤務、上海留学などを経て、1898年(明治31年)に独立。横浜の山下町に「福音印刷合資会社」を設立します。

福音印刷は聖書や賛美歌などキリスト教系の書物を多数印刷し、アジア各国のキリスト教系書物の印刷も一手に手がけます。横浜の実業界では「成功者」として知られた人物であり、「バイブルの村岡さん」として有名でした。

福音印刷は息子たちに引き継がれる

福音印刷の事業は着々と拡大していきます。横浜、銀座、神戸などに社屋を持つまでになり、やがて東京本社を3男である儆三に、横浜本社を5男・斉(ひとし)に譲り、平吉は1922年(大正11年)に亡くなります(花子と儆三が結婚したのは平吉が亡くなる三年前の1919年)。

村岡花子が儆三の使いで時折横浜の福音印刷を訪れると、平吉は「おお!マイ・ディア!」と花子を抱きしめて迎えたといいます。息子・儆三にとって二人目の妻である花子のことを、平吉は大層可愛がっていたようです。

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