【花子とアン・マッサン】スコット先生・エリーが歌う「The Water Is Wide(広い河の岸辺)」歌詞

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NHK連続テレビ小説「花子とアン」第二週より。山梨から東京の「修和女学校」に編入したはな(山田望叶)でしたが、お嬢様に囲まれた慣れない寄宿舎生活、厳しい英語漬けの毎日にくじけそうな日々を送っています。

そんなはなに少しだけ元気を与えているのが、夜中にこっそりと訪ねてくる父・吉平(伊原剛志)との会話と、その時にふっと聞こえて来たスコット先生(ハンナ・グレース)の美しい歌声。英語に拒否反応を示していたはなでしたが、不思議とスコット先生が歌う英語の歌に心惹かれます。

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The Water Is Wide は スコットランド民謡 「マッサン」エリーも口ずさむ

このスコット先生が歌っていた歌は、スコットランド民謡「The Water Is Wide(O Waly, Waly)」。邦題は「悲しみの水辺」あるいは「広い河の岸辺」。

1600年代から伝わる民謡で、現在でも広く世界中で愛され、ボブ・ディラン、シャルロット・チャーチ&エンヤ、白鳥英美子、ルクプル、竹内まりやなどなど、さまざまな歌手によってカバーされています。

「花子とアン」に続く連続テレビ小説「マッサン」においても、ヒロインのエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)が故郷を想い出し、たびたびこの歌を歌っています。

▼Karla Bonoff(カーラ・ボノフ)の最高傑作と言われるアルバム『Restless Nights(ささやく夜)』。「The Water Is Wide」が収録されています。

別れた男性を想い歌うスコット先生 その歌詞は

「花子とアン」「マッサン」の劇中歌として登場している「The Water Is Wide」。美しいメロディが愛されていますが、その歌詞は、失われてしまった愛や過去を想う、少々切ないものでもあります。

The water is wide, I cannot cross over.
And Neither have I wings to fly.
Give me a boat, that can carry two,
And both shall row, my love and I.

広い海(河)の向こうに渡りたいけれど、翼を持っていない。
ボートがあれば、愛する人と二人で力を合わせて漕いでゆけるのに。

一番の歌詞はこんな感じで、二番以降は「愛」の切なさ、刹那を歌います。「マッサン」のエリーは、この歌を歌うことで故郷・スコットランドを想うとともに、マッサン(玉山鉄二)と二人で生きていく決意を込めているのでしょう。

続いて二番の歌詞。

Now love is gentle and love is kind
The sweetest flower when first it’s new
but love grows old and waxes cold and
fades away like morning dew

恋の訪れは素晴らしく温かく心和ませるけれど、
時が過ぎると、いつかはその輝きは失われ、
朝霧のように消えてしまう…。

といった感じ。…意訳しているのでニュアンスで(笑)。

そして最後に、五番の歌詞。

O love is handsome and love is fine
And love’s a jewel when it is new
but love grows old and waxes cold
And fades away like morning dew.

愛は素晴らしく優しい、その訪れは宝石のよう
けれど時が過ぎ、いつかはその輝きは失われ、
朝霧のように消えてしまう…。

…なんとも切ない歌詞です。「花子とアン」のスコット先生はカナダから遠く離れた異国の地の窓辺で、失われてしまった愛を嘆いているようです。

NHK「特報首都圏」でクミコ「広い河の岸辺」を特集

2014年12月12日(金)放送のNHK「特報首都圏」(19:30〜)で、「広い河の岸辺」(The water is wide)についての特集が放送されました。巷では歌手・クミコが歌う「広い河の岸辺」が異例のロングヒットを重ねているそうです。

クミコが歌う「広い河の岸辺」は、ケーナ奏者でありこの曲の作詞者である「やぎりん」氏の絶望の体験から詩が書かれています。

絶望からかすかな光を見出し一歩を踏み出すというその歌詞から、主に人生の苦境に立たされた経験を持つ中高年の方々の間で聞かれ、歌われているようです。

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