はなの父「おとう」こと吉平が失踪した理由 突然の甲府への帰還はなぜ?

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NHK連続テレビ小説「花子とアン」第9週。甲府の大地主・望月啓太郎(川岡大次郎)とのお見合いに頭を悩ませている安東はな(吉高由里子)のもとに、4年間にわたり失踪していた「おとう」こと父の吉平(伊原剛志)が突然帰ってきます。

この記事では、吉平が失踪した理由、そして突然帰って来た経緯をまとめてみます。

ダメオヤジ・おとうの帰宅に修羅場の安東家

突然ふらっと帰って来た父に対し、長男・吉太郎(賀来賢人)は激高。吉平の失踪中に家族がどれだけ苦労して来たかを泣きながらぶちまけます。父の留守中に一家の主として家を支えて来たのは、長男の吉太郎でした。

新し物好き、社会主義に傾倒する吉平

父・安東吉平は静岡出身の行商人。因習や古い考えを嫌い、新しいものが大好きな理想家です。入り婿としてやってきた甲府でも、そんな吉平の気質が災いして近隣住民や義父・安東周造(石橋蓮司)との折り合いが良くありません。

そんな吉平が入れ込んでいたのが、社会主義運動。誰もが平等で貧富の差が無い社会を理想とする社会主義を、理想家である吉平は素晴らしい思想であると考えていました。

運動家・浅野中也に惚れ込むも、危険が迫り新潟へ逃走

吉平はたまたま道端で見た社会主義運動家・浅野中也(瀬川亮)の演説に感銘を受け、浅野の思想が書かれた「労民新聞」などを行商の傍ら売り歩くようになります。しかし、当時社会主義思想は「危険思想」とみなされており、活動家は場合によって連行され、取り調べを受ける事もしばしば。

吉平が心酔していた浅野中也もまた、危険思想の持ち主として警察当局に連行されてしまいます。この出来事を見て自身の身に危険を感じた吉平は、はなにしばしの別れを告げると、弟分の故郷である新潟へと逃亡してしまいます。

この逃亡が4年前の出来事。それからは修和女学校のはなの元に何度か手紙を寄越すものの、居場所などは書いておらず、甲府にも全く帰って来ない有様。その間、次女・かよ(黒木華)の製糸工場からの逃亡などもあり安東家は多額の借金を抱え、家族皆で苦労しながら何とか生活を支えて来ました。

なぜ甲府に帰還した?その情けない理由

さて、逃亡したはずの吉平の突然の帰還。吉平の身に何か変化があったのか?と気になるところですが、理由は意外にも「しょうもない」ものでした。

「4年間何をしていた?」とはなに尋ねられると、吉平は社会主義運動がらみで新潟へ逃亡した経緯を説明します。しかし、そもそも社会的に何ら影響力も権力も持たない吉平に対し警察の手が伸びて来ることは考えられず、その事実に4年経ってようやく気がついたそうです。つまり、最初から逃走する必要はなかった、と。何ともダメオヤジです…。

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