金子重輔の母・金子ツル(麻生祐未)息子を心配し岩倉獄へ通う

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 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」より。

吉田寅次郎(松蔭=伊勢谷友介)と行動を共にし、ペリーの黒船にてアメリカへ密航を企てようとした金子重輔(かねこしげのすけ)は、その罪により萩の「岩倉獄(いわくらごく)」に入れられてしまいます。

この記事では、息子を心配してひと目逢おうと岩倉獄へ通う重輔の母・金子ツルと、息子・重輔の辿る運命についてまとめます。

牢獄で衰弱していく息子を心配する母・金子ツル

「花燃ゆ」で金子重輔の母・ツルを演じるのは女優の麻生祐未です。大切に育てた息子が牢獄へと入れられ生きて帰るアテも無い絶望の中で、何とかひと目でも逢いたいと願い、ツルは岩倉獄へ通い続けます。

染物屋の跡取り・金子重輔

金子重輔は染物屋を営む父母のもとに生まれました。つまり身分としては士族ではなく、商人の家柄です。重輔は染物屋の跡取り息子として大切に育てられますが、やがて家業を嫌い江戸へ出ます。そこで寅次郎と出会い、次第に学問に深く傾倒していき、寅次郎を師と仰ぐようになります。

寅次郎が黒船に乗り込みアメリカへと密航する計画を企てると、この計画を知った重輔は同行を決意します。松蔭にとって金子重輔は実質初めての「弟子」のような存在となり、行動を共にしていくのです。

密航失敗で罪を問われる松蔭と重輔

「花燃ゆ」第4話で描かれた通り、この密航の企ては失敗に終わります。尋問を受け重罪が予想された寅次郎たちでしたが、ペリーの温情もあり幕府から故郷・萩での蟄居という寛大な処置を受けます。

江戸から萩へと送還された二人でしたが、長州藩は蟄居だけでは許しませんでした。士族だった寅次郎は「野山嶽(のやまごく)」へ、地位が低かった重輔はより過酷な環境である平民用の牢獄「岩倉獄」へと入れられてしまいます。悪いことに重輔は、これ以前に江戸でも劣悪な環境の牢で過ごしており、この時すでに肺炎や皮膚病などを発症していました。

重輔は過酷な環境である「岩倉獄」の中で、みるみる衰弱していきます。

岩倉獄へ通うツル 文と交流を深める

麻生祐未演じる金子ツルは、「岩倉獄」へ入り日々衰弱していく重輔を心配し、面会できる見込みがないまま「岩倉獄」へと通います。

この「岩倉獄」は「野山嶽」と道を挟んだ向いにありました。ツルは同じく寅次郎の見舞いのために「野山嶽」を訪れていた文(井上真央)と、次第に交流を深めていくことになります。

結局ツルは息子に逢うことは叶わず、重輔はわずか24歳にして岩倉獄で亡くなってしまいます。寅次郎は野山嶽に入っている期間中、節制を心がけ、貯めたお金をツルら重輔の遺族に手渡したと言われます。

「花燃ゆ」では、文との交流によりツルが何らかの救いを得るような展開が描かれるのではないかと思います。

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