【花燃ゆ】寅次郎(吉田松蔭)と小田村伊之助を繫ぐ禁書「海防臆測」とは?

スポンサードリンク

2015年1月5日(日)から放送が始まるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。幕末の思想家・吉田松陰の妹・杉文(すぎ・ふみ)を主人公にしたドラマです。

この記事では、第一回放送で登場する禁書「海防臆測(かいぼうおくそく)」にまつわるエピソードをまとめます。生涯の友人となる吉田松陰と小田村伊之助は、この禁書の存在を介し、文の仲介によって出会うことになります。

お兄ちゃんが大好きな妹・文

長州藩の下級武士の家で育った文(井上真央、少女期は山田萌々香)は、長州藩砲学師範を務める兄・寅次郎(後の吉田松陰=伊勢谷友介)のことが大好きな「お兄ちゃん子」。

兄・寅次郎(松蔭)は長州藩から九州遊学を認められるほどの優秀な兵学者でした。当時、欧米列強がアジアへと進出して来るという世界情勢の中で、鎖国を続ける江戸幕府、日本の現状に危機感を覚えていました。

寅次郎は九州遊学にあたり、手にする事も読む事も禁じられている「禁書」を探し当て、読んでみたいとも考えていました。

小田村伊之助との出会い

そんな寅次郎が遊学に出ている時の事。

ある日、文は河原で大声を挙げ、涙を見せる男に出食わします。

人見知りの文はこの男、小田村伊之助(大沢たかお)と目が合い話しかけられると驚いて逃げてしまいますが、その夜、文の弟・敏三郎(森永悠希、少年期は大橋律)がその河原で「海防臆測」という本を拾ったことを知ります。
※その本の表紙は「海防臆測」の文字が隠され、「甲陽軍艦」というダミーのタイトルが貼られていました。

状況からして、この本は泣き叫んでいたあの男のモノに違いありません。

禁書「海防臆測」とは?

「海防臆測」とは、古賀侗庵(こがどうあん)という江戸後期の学者が書いた書物です。頑なに鎖国を維持する幕府の対外政策を批判し、外国と渡り合うために海外への進出、貿易を行なうべきだとする「海外進出論」を主張したものでした。

「海防臆測」は幕府の政策を否定し内乱を招くものとして、「禁書」とされていました。人々はこうした幕府の情報統制により、新しい思想に触れる事が出来なかったわけです。

松蔭と伊之助との出会い

▼「花燃ゆ」ならびに「吉田松陰」について概要をつかむには、司馬遼太郎の「世に棲む日日」(全4巻)がおススメ。

文は「海防臆測」を伊之助に返しに行こうと考えますが、叔父・玉木文之進(奥田瑛二)に見つかってしまい激しく叱責されます。しかし、持ち主である伊之助の名前は決して口にしませんでした。

やがて九州遊学から戻ってきた寅次郎が同じ「海防臆測」を手に入れていたことを知った文は、伊之助と寅次郎を引き合わせる決意をします。文は兄の居る明倫館に伊之助を連れて行くのです。

「この禁書に書かれていることはこれからの日本を守るために必要なこと」「己を磨く為に人は学ぶんじゃ!」と熱く論じる寅次郎の意見をその場で聞いた伊之助は、その考えに大きく共感。

伊之助は自身が禁書の持ち主であったことを公の場で打ち明け、自身が考える「学ぶ意味」について語り始めます。それを嬉しそうに聞く寅次郎。こうして同じ考えを持った二人は、運命の出会いを遂げる事になります。

北大路欣也が演じる長州藩主・毛利敬親

寅次郎と伊之助は禁書である「海防憶測」を所持していた事を公の場で認めてしまいます。しかし長州藩主・毛利敬親(北大路欣也)はこれを不問とし、それどころか二人に対し江戸遊学を許すという破格の待遇を処します。

毛利敬親は「人こそ宝」と考える藩主。若い才能を庇護、登用して長州藩を立て直し、結果として明治維新への流れを作った人物として知られています。若い二人に大きな可能性を感じての英断だったのでしょう。

日本史の大きな転換点である黒船来襲まで二年。時代変革の大きなうねりが、長州・萩の地から生まれつつある…。そんな場面が、「花燃ゆ」第一回放送では描かれます。

(PR)【じゃらん】 中国エリアのホテル・宿の予約

関連記事
【花燃ゆ】寅次郎(吉田松陰)が野山獄で書き上げる「福堂策」とは?
【花燃ゆ】吉田松蔭・金子重輔が投獄される「野山嶽」「岩倉嶽」とは?
小田村伊之助の生い立ち、家族は?「花燃ゆ」第一話より
【花燃ゆ】ヒロイン文が生まれた杉家・家族兄弟構成
「花燃ゆ」第2話視聴率は13.4% 「平清盛」下回る近年にない低調さ

スポンサードリンク

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク

PAGE TOP ↑