大河ドラマ「軍師官兵衛」の人物像を「歴史秘話ヒストリア」で予習 

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1月4日(土)放送のNHK「歴史秘話ヒストリア・新春スペシャル」は、翌日1月5日(日)夜8:00から放送が開始されるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の直前特集。クイズ形式をとりながら、主人公黒田官兵衛とはどういう人物なのかを掘り下げて行きました。

V6・岡田准一が演じる主役・黒田官兵衛は、戦国時代に織田信長、豊臣秀吉を陰で支えた武将。秀吉の天下取りを演出した希代の天才軍師であり、武力ではなく智力を武器に、生涯一度も負け戦をせずに乱世を渡り歩いた男です。

歴史の裏舞台で活躍した官兵衛の目線から、新しい戦国時代の姿を描き出そうという意欲作のようです。

戦国時代に重要だった軍師・軍配者とは?

軍師は当時は「軍配者」と呼ばれていたようですが、これはいわゆる陰陽道の影響を受けた「占い師」のような役割を司っていました。軍師が持つ「軍配」(現在も相撲の行司が持っていますよね)には方位磁石が付けられ、中央には干支が記された「時の早見表」が描かれていました。

当時の戦は縁起を担ぐため、縁起の良い時間や方角を知ることが大変重要でした。有能な軍配者が、戦の縁起を武将にアドバイスしていたわけです。

織田信長は官兵衛について「敵軍を討ち果たすその力まるで神のようである」と述べ、豊臣秀吉は「兄弟のように頼りになる」と褒めちぎっています。官兵衛は敵方の心理を読み切り、効果的な策略を打ち立てることに大変長けていました。

▲官兵衛が生まれた「姫路城」も、今は立派な名城 かつては小さな館にすぎなかった

頭脳明晰・黒田官兵衛の名参謀ぶり

官兵衛は播磨の小さな大名の家臣に過ぎない弱い存在でしたが、持ち前の圧倒的な「情報力」を駆使し、信長、秀吉から信頼を勝ち取り、右腕として仕えるまでになります。

官兵衛の頭脳明晰ぶりは戦国の乱世で遺憾なく発揮されます。沼地にあり難攻だった城を水攻めしたり、戦わずして落城させる術を編み出したり。はたまた本能寺の変の後の明智軍との戦いでは、そこには居ないはずの「毛利家の旗」(=中国地方の大大名)を掲げ、明智軍の動揺を誘い敗走させます。

極め付けは秀吉の天下統一最終段階。恐らく大河ドラマの見せ場の一つとなると思われますが、官兵衛は丸腰のまま北条氏が篭城を続ける小田原城に乗り込み、見事に平和のうちに敵を降伏させます。とにかく交渉力、智力に富んでおり、彼の存在が歴史を裏側から大きく動かしたようです。

姫路の「井の中の蛙」が戦国の表舞台へ 

官兵衛はもともと播磨地方の小さな世界で、近隣の敵とせこせこと戦っているような「井の中の蛙」でした。ところが蛙は蛙でも非常に頭が良い「蛙」だった官兵衛は、目の前のやるべきことを一つずつこなしていくうちに、いつしか広い世界へと辿り着くことになります。

現代に生きる私たちにもどこか通じる、ひとりの地味な男の物語。スーパーヒーローばかりに脚光が当たりがちな大河ドラマですが、今年の物語はひと味違うかも知れません。

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