「まんぷくラーメン」20円 昭和33年当時の物価感覚、現在の貨幣価値は?

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NHK連続テレビ小説「まんぷく」より。ついに即席麺「まんぷくラーメン」を完成させた萬平は、これを20円で売り出すことになります。

この記事では、「まんぷくラーメン」ならびにモデル商品「チキンラーメン」の発売当時の値段、物価感覚などをまとめます。

「まんぷくラーメン」は20円、「チキンラーメン」は35円で発売

昭和33年(1958年)、ついに完成した「まんぷくラーメン」は一袋20円という強気の値段設定で発売されていくようです。

「まんぷくラーメン」のモデルとなっている日清食品の「チキンラーメン」は、ドラマと同じ昭和33年に一袋(85g)35円で発売されています。

当時はうどん一玉6円前後、乾麺400gでも23.7円で売られていたので、チキンラーメンを持ち込んだ問屋では、その強気な値段設定に対して疑問が噴出したそうです。

物価指数的には現在の6分の1程度

明治33年(1900年)を1.00とした「消費者物価指数」では、昭和33年(1958年)は677.1平成12年(2000年)は3918.9です。

平成30年(2018年)の消費者物価指数は平成12年とほぼ変わらないので、現在の物価指数は昭和33年当時のおおよそ5.8倍前後になっていることがわかります。

前述のうどん一玉6円を現在の物価に単純換算すると(5.8倍すると)約35円、乾麺400g23.7円は約140円ということになります。それなりにしっくりきますね。

この計算でいくと、「チキンラーメン」の35円は現在の203円「まんぷくラーメン」の20円は現在の116円ということになります。

ただし、単純な消費者物価指数だけでは測れない当時の物価感覚がありますので、以下に昭和33年当時の詳細な「物の値段」をまとめてみます。

▼この記事は、「物価の文化史事典」を参考に書いています。テレビでおなじみの森永卓郎氏監修。様々な物の値段の紹介に加え、各項目ごとにその「値段」にまつわる経済事情や社会情勢などが詳しく解説されており、読み物としても面白いです。

昭和33年の「物の値段」

昭和33年当時の東京における公立小学校教員の初任給は8,000円(5.8倍すると46,400円)、男性事務員の大卒初任給は14,586円(5.8倍すると84,600円)であり、物価指数から考えるとずいぶんと薄給に感じます。

以下、具体的に昭和33年前後当時の物価を見ていきます。

(参考)
・まんぷくラーメン(一袋)…20円
・チキンラーメン(一袋)…35円

(外食)
・三越食堂(日本橋)…和定食200円、コーヒー50円 ※昭和30年
・うどん、そば(東京・一杯)…30円~35円
・ラーメン(東京・一杯)…40円 ※昭和30年

(公共施設料金など)
・山手線初乗り料金…10円
・地下鉄初乗り料金(東京・営団地下鉄)…20円
・銭湯の入浴料(東京・大人一人)…16円
・映画の観覧料(大人一人)…150円〜400円
・国立博物館観覧料(大人一人)…50円 ※昭和34年

まんぷくラーメン=300円 チキンラーメン=500円?

当時、お店で食べる蕎麦・うどんが30円、ラーメンが40円、山手線初乗りが10円(現在は140円)、国立博物館観覧料が50円(現在は620円)だったことを考えると、「まんぷくラーメン」の20円、「チキンラーメン」の35円という値段設定はそれなりに高く感じられます。

これらの物価感覚から補足して推測すると「まんぷくラーメン」一袋が現在の300円〜400円くらい、「チキンラーメン」一袋が現在の500円〜600円くらいの感覚でしょうか。家庭で食べる一食分の乾麺(具なし)として考えると、やはり少し高く感じますね。

物の値段というのは希少価値、供給量によっても大きく変わりますので、あくまでご参考程度に。

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