【まんぷく】「日本即席ラーメン工業協会」が発足 モデルとなった団体は?

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NHK連続テレビ小説「まんぷく」劇中で発足する「日本即席ラーメン工業協会」についてまとめます。

また、「日本即席ラーメン工業協会」のモデルとなった実在の団体についてもまとめます。

「正義」に暴走する萬平 福子がストッパーに

画期的な即席麺「まんぷくラーメン」が大ヒットすると、これを真似した他社の類似品、粗悪品が横行し、消費者側の品質への不信感も募っていきます。萬平はこうした模倣企業を断固許さず徹底的に戦っていきますが、競合他社を鬼の形相で叩き潰し「一人勝ちだ!」と喜ぶ萬平に対し、福子は苦言を呈します。

福子はこうした粗悪品や模倣商品を強権的に叩き潰すのではなく、もう少し別の方法で解決をしていけないかと考えていたのです。

関係団体「日本即席ラーメン工業協会」

こうした相談を受けた世良は、福子のために一肌脱ぐことになります。世良は元食糧庁長官の土井垣隆三衆議院議員(奥田瑛二=主演・安藤サクラの実父が登場!)に相談を持ちかけ、業界団体「日本即席ラーメン工業協会」発足の足がかりをつくるのです。

「日本即席ラーメン工業協会」では協会員に限り、「まんぷくラーメン」の製造特許を無償で使えることにします。「まんぷく食品」にとって直接の利益にはならない条件ではありますが、これにより即席麺業界に秩序と信用が生まれ、長い目で見た業界全体の利益、成長が期待できます。

「社団法人日本ラーメン工業協会」がモデル

この「日本即席ラーメン工業協会」は、1964年(昭和39年)に日清食品創業者・安藤百福氏(萬平のモデル人物)らによって設立された「社団法人日本ラーメン工業協会」がモデルとなっています。百福氏は同協会の発足時から理事長を務め、1989年(平成元年)には会長に就任しています。

「日本ラーメン工業協会」の後継組織である「一般社団法人日本即席食品工業協会」によれば、同協会の事業の目的、内容を以下のようなものとしています(引用)。

目的
即席めん等の品質の向上または企業の合理化を通じて、国民食糧の確保と食生活の改善合理化に資し、あわせて会員相互の連携強調と、その健全な発展を図ることを目的としています。

事業
上記の目的を達成するために次の事業を行っております。
(1)即席めんJAS規格に関する業務
(2)品質表示基準に基づく表示に関する業務
(3)食育促進のための広報活動

会員
即席めん等を製造している個人もしくは法人、またはこれらのものが加入している団体で、本会の目的に賛同するものを会員としています。

加盟社:55社(平成29年6月現在)
(即席めん 37社 調味料・かやく 17社 加工米飯1社)

賛助会員:5社

業界全体の繁栄のために…

1960年代、大人気となった「チキンラーメン」に類似品、粗悪品が横行すると食中毒事件なども発生し、インスタントラーメンそのものの評判がガタ落ちとなっています。日清食品ならびに百福氏はこの類似品、粗悪品問題にずいぶんと悩まされました。

日清食品側と対立する類似品製造会社が「全国チキンラーメン協会」を設立し、「チキンラーメンは普通名詞である」と訴えて商標登録に異議を申し立てるなど、類似品業者と日清食品との対立は泥沼化していきました。

こうした事態に対し、食糧庁(農林水産省食料産業局・生産局農産部穀物課)から「業界の協調体制を整えるように」との勧告が出されています。これを受けて日清食品など56社が集まって設立されたのが、「日本ラーメン工業協会」だったのです。

資本主義下の競争社会においては、どうしても厳しい生存競争の中で品質をごまかしたりズルをする企業というのが出てくるものです。

これらを監視、コントロールする業界団体が立ち上がったことで即席麺は品質や生産秩序が確保されるようになり、消費者からの商品の信頼も上昇していくことになります。

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