【まれのケーキ】フランスシャンソン「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」その意味、由来は

スポンサードリンク

NHK連続テレビ小説「まれ」第12週(6月15日〜)より。希(土屋太鳳)が任されることになるケーキ「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」についてまとめます。

大人のケーキ「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」

バレンタインデーの忙しさも一段落したフランス菓子店「マシェリシュシュ」。希のパティシエとしての適正に気付き始めたシェフ・池畑大悟(小日向文世)は、希に対し「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」というケーキを一人で作ってみろ、という意外な提案をします。この提案に、先輩パティシエ・陶子(柊子)は「あんたには絶対無理!」と怒りの表情を見せます。

「マシェリシュシュ」の「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」は「官能的な大人のお菓子」とされ、ルセット(レシピ)もとても難解な一品。大人の恋の経験も、パティシエとしての深い知識や技術も持ち合わせない希にとって、「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」をつくるというのははなから無理難題だったのです。

ゲンスブール作曲、フランスの有名なシャンソン

この「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」という洋菓子の名前は、有名なフランスのシャンソン(chanson=歌曲)である「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」(Je t’aime… moi non plus)からとられています。

「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」は、作曲家、歌手、映画監督などとして知られるセルジュ・ゲンスブール(1928年〜1991年)による作詞・作曲。ゲンスブールは歌手フランス・ギャルに代表曲である「夢見るシャンソン人形」を提供したことでも有名ですね。

「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がつくられた1967年当時、ゲンスブールは女優ブリジット・バルドー(現在80歳で存命)と親密な関係にありました。当時のバルドーにはギュンター・ザックスという夫がおり、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」はこのバルドーとの不適切で甘い関係を、露骨に描いた曲でした。

▲数多の美女を虜にしたモテ男、ゲンスブール。魅力的な男の周囲には不思議と美女が集まるようで。

「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」の意味は?

「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t’aime… moi non plus)」の歌詞は、女が「Je t’aime(ジュテーム=愛してる)」と熱烈に求愛し、それに対し男が思わせぶりに「moi non plus(モワ・ノン・プリュ=俺は愛していない)」と答えるというもの。

恋に溺れる女が、のらりくらりとはぐらかす男の態度によって、より深い官能の恋へと落ちていく…。そんな大人の恋の駆け引きを歌った歌です。もっとも、曲自体は女が甘い声で「ジュテーム…ジュテーム…」というささやきを繰り返すというもので、そこまで深い意味があるわけではないような…笑。

ジェーン・バーキンとのデュエットで世に出る

1967年、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」はゲンスブールとブリジット・バルドーのデュエットという形で録音されました。しかし、その生々しい歌詞と官能的な声が夫・ギュンター・ザックスの怒りを買うと恐れたバルドーが、この曲のリリースを拒否。この一件をキッカケにしてゲンスブールとバルドーの関係は終焉を迎えることになります。

結局、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」はその二年後に、ゲンスブールと恋仲になっていた女優・歌手のジェーン・バーキン(現在68歳で存命)とのデュエット曲という形で世に出ることになります。

▼「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」も収録されたジェーン・バーキンのベスト盤。

稀代のモテ男だったゲンスブールが「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」という曲にねじ込んだ意図や想いを、希はじめ、大悟、輪子、陶子らが果たしてどこまで理解しているのか、といったところが「まれ」第12週の見どころとなりそうです

 

▲ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン、エディット・ピアフ、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランス・ギャル…。多才を誇り、次々と美女を虜にしていった稀代のモテ男・ゲンスブールの、破天荒で自由な人生を描いた映画「ゲンスブールと女たち」。

関連記事
【まれのケーキ】「レ・キャトル・サン・クー」の意味 トリュフォー映画「大人は判ってくれない」
【まれ】船越英一郎の「駄菓子ケーキ」に使われた材料(レシピ)は?不味そうとの声も…

スポンサードリンク

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク

PAGE TOP ↑