【まれロケ地】「マシェリシュシュ」は元町(〜山手)の丘の上 元町商店街は「ハマトラ」発祥の地

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NHK連続テレビ小説「まれ」は、第7週放送(5月11日〜)から物語の舞台が横浜に移ります。中心となるロケ地は、横浜のもっとも「横浜らしい」地区である元町、中華街、山下公園(横浜港)、港の見える丘公園(山手)一帯です。

この記事では主要ロケ地のうち、ヒロイン・津村希(土屋太鳳)が修行をする洋菓子店「マシェリシュシュ」がある横浜・元町〜山手地域についてまとめます。「マシェリシュシュ」は、かつて希が金沢で参加した「ロールケーキ甲子園」で審査員を務めていたカリスマパティシエ・池畑大悟(小日向文世)の店です。

※追記:5月15日放送分を確認すると、「マシェリシュシュ」は元町公園を登りきった辺りという設定でしたので、ちょうど「エリスマン邸」があるあたりのイメージでしょうか(店舗自体はセット?)。ギリギリ元町と山手町の境目あたりですね。店は今も洋館が並ぶ「山手」の雰囲気が漂う高台にあるようです。

▼5月15日放送回で、希が中華街の「天中殺」から橋を渡り駆けあがった元町公園。この坂の上に「マシェリシュシュ」があるという設定。

「山手居留地」の外国人相手に商店街が発達

元町の歴史を語る上で欠かせないのが、すぐ背後(南側)の高台に形成された「山手居留地」の存在です。以下の地図に、大まかですが山手~元町~中華街~関内~横浜港一帯の位置関係をまとめてみました。


安政6年(1859年)に横浜港が開港されると、寒村だった横浜村は外国人が多数住むようになり、海を見晴らす高台に設けられた「山手居留地」にも、江戸末期から明治にかけて多くの外国人が住むようになります。

やがて現在の元町一帯(運河沿い一帯の低地)は山手の高台から関内の商館、業務地に通う外国人たちの通り道となり、こうした外国人を相手に商売を始める地元住民が自然発生的に増え、必然的に元町は「エキゾチック」な商店街として発展していきます。

「ハマトラ」ブーム 個性的な商店街は現在も

1970年代には元町商店街の「キタムラ(バッグ専門店)」「ミハマ(靴屋)」「フクゾー(洋品店)」が中心となり、神戸の「ニュートラ」に対抗する独自のファッションスタイル「ハマトラ(ヨコハマ・トラディショナル)」が生み出されます。「ハマトラ」は港町・横浜のオシャレな女子大生などを中心として、一大ブームとなりました。

元町商店街(横浜元町ショッピングストリート)は現在でも「キタムラ」「ミハマ」「FUKUZO」をはじめ、パン屋「ポンパドウル」第一号店、古き良き時代を感じるフレンチレストラン「霧笛楼」、小ぢんまりとした個性的なカフェなどが軒を連ね、東京方面の「最新流行」とは一線を画した独特の歴史を誇る商店街として、存在感を発揮しています。

巨大国際都市・横浜のルーツでもある「元町」

ちなみに、元町はもともとの江戸時代の寒村「横浜村」に住んでいた住民が「外国人居留区」の事業計画により強制移転させられた土地。いわば巨大都市・横浜のルーツであり、「元町」という地名も「もともとの横浜村」を意味する「元村」が「元町」に変化したという由緒あるもの。

運河を挟んだ対岸の「横浜中華街」、背後の高台の「山手地区」とあわせ、元町周辺は横浜が異国の文化の受け皿として発展してきた「生き字引」のような地域なのです。

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