【マッサン3/25】エリーが余市川で歌った「別れの歌」は「The Parting Glass」

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3月25日(水)放送のNHK連続テレビ小説「マッサン」より。エリーが冬の余市川沿いで歌っていた「別れの歌」についてまとめます。

スコットランドの「別れの歌」

この歌はスコットランドおよびアイルランドで歌われている「The Parting Glass(ザ・パーティング・グラス)」という伝統的な民謡です。「Parting」は別れ、別離を意味しますので、日本語では「別れの杯」「別れの一杯」という意味になります。少なくとも1770年頃にはその存在が確認されている、古くから歌い継がれている歌です。

後述する歌詞からもわかると思いますが、「The Parting Glass」は集った友人たちが別れる時や葬儀の時などに歌われる歌です。

これまで「マッサン」劇中では「Auld Lang Syne」(日本では「螢の光」として知られる)がたびたび節目に歌われてきました。

この「Auld Lang Syne」の歌詞は「一度は離ればなれになった友人の再会を祝う」というものだったのですが(惜別を歌う日本の「蛍の光」とは少し違う)、今回エリーが余市川で歌った「The Parting Glass」は、正真正銘、別れを歌う歌です。マッサンはエリーが「The Parting Glass」を歌う姿を目にし、ただ事ではないことを予感します。

以下、ドラマでも歌われた一番の歌詞を記しておきます。

「The Parting Glass」歌詞と和訳

Of all the money that e’er I spent
I’ve spent it in good company
And all the harm that ever I did
Alas it was to none but me
And all I’ve done for want of wit
To memory now I can’t recall
So fill to me the parting glass
Good night and joy be with you all


今まで私が持っていたお金は、
すべて気の合う仲間たちと一緒に使ってしまった
人を傷つけることもあったけれど、
結局最後に傷つくのは自分だった
後先考えずにやったことなんて
今となっては思い出すこともできない
だから、別れの一杯をついでおくれ
さようなら 楽しんで生きておくれ…

残された家族の幸せを願うエリー

エリーは自身の命が残り少ないことを自覚していました。その余命を悟った上で、これまでの目まぐるしくも幸福な人生に思いを馳せ、残される人々の幸せを願っていたのです。

最後の歌詞「and joy be with you all=楽しんで生きておくれ」というのは、何よりも残される家族であるマッサン、エマを想って歌ったのでしょう。例えエリーが先に亡くなったとしても、マッサンとエマの「夢」はまだまだその途中。どうかその夢を叶え、幸せな人生を歩んで欲しい…。そんな思いをエリーは一人、余市川に向かって歌っていたのでしょう。

▼「マッサン・オリジナルサウンドトラック余市編」の28曲目に、ピアノバージョンではありますが「The Parting Glass」が収録されています。Amazonのページから45秒間ほど視聴ができますよ。

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