【なつぞら】川村屋・前島光子 新宿中村屋がモデルか

スポンサードリンク

NHK連続テレビ小説「なつぞら」で比嘉愛未が演じる川村屋のオーナー・前島光子についてまとめます。

また、川村屋には創作のモチーフとなっていると思われる実在の店が存在しますので、あわせてまとめます。

新宿「川村屋」オーナー・前島光子

前島光子(まえじま・こうこ)は、新宿で戦前から続くベーカリー兼カフェ「川村屋」の妖しげな女性オーナーです。光子はなつの兄・咲太郎の行方について何かを知っているらしく、なつは光子が働く川村屋を訪ねることになります。

川村屋は、パン屋と喫茶店が本業だという新宿の有名店。クリームパンなどとともにインドカリーも名物として提供されています。亡くなった川村屋の先代マダムがとてもモダンな人で、店には芸術家や外国の菓子職人が招かれ、芸術談義や海外の菓子づくりが行われる先進的な場所として親しまれてきました。

光子自身も芸術文化への理解が深く、才能ある若者を応援する「マダム」として親しまれています。高校を卒業した上京したなつと雪次郎は、雪之助の元修行先という縁もあり川村屋に世話になり、東京での暮らしをスタートさせることになります。

【なつぞら】川村屋は高い?メニューと値段まとめ【インドカリー、クリームパン】

新宿中村屋 インドカリーとクリームパン

ドラマのストーリー自体はフィクションのものとなりますが、川村屋ならびに先代マダム(前島光子の祖母)は、新宿に実在する老舗食品メーカー「新宿中村屋」と創業者・相馬国光(そうま・こっこう)の存在がモチーフになっていると考えられます。

新宿中村屋といえば、新宿本店のレストランなどで提供されるインドカリーやボルシチが名物として知られるほか、シュークリームをヒントにして考案された「クリームパン」や「カレーパン」、現在の中華まんのもととなる「中華饅頭」を開発して発売するなど、菓子類、菓子パン、カレーなどを製造販売するメーカーとして広く知られます。

(参考)「川村屋」のメニュー

インド風バターカリー 120円
ボルシチ 100円
クリームパン 35円
カリーパン 35円 
ロールケーキ 50円
バターケーキ 40円
ロシアケーキ 35円
アップルパイ 40円
サバラン 45円
モンブラン 45円
カステラ 30円
スイートポテト ??円
シュークリーム ??円

創業者・相馬愛蔵、国光夫妻 サロンも創設

1901年、相馬愛蔵、良(国光)夫妻が東京・本郷の小さなパン屋「中村屋」を買い取ったことから始まった中村屋は、1904年にクリームパンを販売して人気を博すと、夫妻の娘がインド人(中村屋にかくまっていた独立運動家のラス・ビハリ・ボース)と結婚したことなどをきっかけにして1927年に本格インドカリーを販売開始。同年には中華饅頭も発売するなど先進的な商品を次々に開発していきます。

夫とともに本業の製造業や喫茶部の設置を行う傍ら、芸術や文学に精通していた国光は絵画、文学等のサロンもつくっています。荻原碌山(彫刻家)、中村彝(洋画家)、高村光太郎(詩人)、松井須磨子(新劇女優)らも通った「中村屋サロン」は文化人たちの交流の場となり、先進的だった食品製造部門とともに、新宿の文化を牽引する存在でもありました。

「なつぞら」に登場する川村屋は、「クリームパン」「インド人独立運動家をかくまう」「インドカリー」「芸術文化」といったキーワードからも、新宿中村屋がモチーフになっていることは間違いないでしょう。

比嘉愛未が演じるマダム・前島光子に関しては相馬国光よりも世代が下であり(国光は昭和30年=1955年に亡くなっている)、川村屋の先代マダム=相馬国光がモデルと考えられそうです。

▼新宿の一等地にある新宿中村屋ビル。喫茶部をルーツとする中村屋自慢のレストラン群のほか、中村屋サロン美術館も入っています。ビル斜め向かいにはドラマに登場する「角筈書店」のモデルと考えられる「紀伊國屋書店新宿本店」があります。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


PAGE TOP ↑