天皇の料理番「兄やん」周太郎が篤蔵に託したお金と手紙 その内容は

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TBS系ドラマ「天皇の料理番」第9話(6月21日)放送分より。肺を患い福井の実家で病気療養をしていた「兄やん」こと秋山周太郎(鈴木亮平)が、ついに亡くなりました。最期は両親や兄弟に見守られ、弟・篤蔵(佐藤健)の晩餐会での活躍を聞きながら永い眠りに就きました。

篤蔵がパリに留学し、宮中晩餐会を取り仕切る立場にまでなったのも、篤蔵に夢のすべてを託した周太郎の存在があったからこそ。この記事では、第6話で周太郎が篤蔵に渡したお金と手紙についてまとめます。

弁護士を目指していた兄やん

東京の日本大学法律科に通い、弁護士になる未来を描いていた周太郎。しかし、肺の病に冒されたことで帰郷を余儀なくされた周太郎は、ついに復学が叶わないと悟ると、自身の生きた証しを「篤蔵の夢の実現」に求めます。

周太郎は、将来的に自分が相続する予定だった土地の一部を父に掛け合い売却し、金参百円(当時としては莫大な金額)を工面。パリ留学を目指していた篤蔵に手渡します。その際に添えられた手紙には、周太郎の「生臭い」現世への執着が語られました。以下、周太郎の手紙の内容を要約します。

周太郎が篤蔵に託した手紙の内容

・復学する心づもりだったが、どうやらそれは怪しくなってきた
・自分が病にかかってしまったことの不条理を未だに受け入れられない
・運命を呪っている。おれは存外に生臭い男だ
・このままでは世を呪い続けてあの世に行くことになるだろう。それはあまりに不幸で情けない
・この世に生まれ 職も成さず家もなさず なにごともなし得ずに終わっていくであろうおれに、誇りを与えて欲しい
・おれの弟は帝国一のシェフになったと、それはおれのおかげでもあると、胸を張らせて欲しい
・篤蔵、パリへ行け!おれの命を抱いて飛んでくれ!

秋山家の男四兄弟の中で最も聡明で、将来を期待された周太郎。人柄も申し分なく、父・周蔵(杉本哲太)の自慢の息子でもありました。

そんな周太郎が死を意識した時に曝け出した「本性」は、男であれば誰もが持つであろう、この世界における自身の「存在意義」を求める泥臭い姿でした。

周太郎の想いを受け止めた篤蔵はパリへと渡り、ついには宮中晩餐会の指揮をとる立場にまで登り詰めます。日本が欧米列強から「一流国」として認めてもらうため国家の威信を掛けた晩餐会は、大成功のうちに終わり、その報は死の淵にあった周太郎の耳にも届いたのです。

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