【べっぴんさん】潔の言葉「タケノコに先はない」 その意味、用法とは

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NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」10月19日(水)、第15回放送より。

この日の放送で潔の口からチラッと出た「タケノコ」という言葉の意味、用いられる用法などをまとめます。

財産をお金に換えるすみれ

終戦後、夫の紀夫(永山絢斗)が帰らず、預金封鎖の影響もあり生活に困窮していたすみれ(芳根京子)。稼ぐ手段も持たず困り果てたすみれは、手元に残っていた洋服、雑貨などの思い出の品を売って当面の生活費を工面しようと考えていました。

売るとはいっても商いの経験がなく、猥雑な闇市に飛び込む勇気もないすみれは、義兄・潔(高良健吾)に売買についての相談をしに行きます。

「タケノコ」に先はない 潔の言葉

兄貴肌の潔は「わしが現金に換えてやる」とすみれに心強い支援を約束しますが、同時に、厳しくも優しい口調ですみれを諭します。

「厳しいこと言うようだけど、これからは "タケノコ" やってても先はない。着るもんを一枚一枚脱いで売っていく、タケノコみたいやろ。しまいには丸裸や」

潔はそう言って、すみれ自身が稼ぐ手段を見つけ、自らの足で立ち上がって生活していくことを強く勧めます。

戦後にあった「タケノコ生活」

潔のセリフに登場した「タケノコ」という言葉。これは実際に、その日暮らしの苦しい生活をする人を表現する時に用いられる言葉です。

終戦直後の都市部では物資が少なく食糧も不足しており、多くの人々は必要な物を得るために身の回りの物を「タケノコの皮を剥ぐように」一つ一つ売り買いし、その日の生活をしのいでいました。

身の回りの持ち物には当然ながら限りがあり、日々の生活のためにそれらを売り続けていれば、気がついた時にはスッカラカンで持ち物も何もない状態になってしまう…。こうした戦後の苦しいお先真っ暗な生活状態は、「タケノコ生活」などと表現されます。

現代でも「タケノコ剥ぎ商法」などという言葉がある通り、「タケノコを剥ぐ」という言葉には一枚一枚剥がされていき、気がついた時には素っ裸(無一文)になっているという意味がありますね。

父・五十八(生瀬勝久)から恩恵を受けた「財産」を切り崩すことでしか生きていけなかった終戦直後のすみれですが、「あさや」店主・麻田茂男(市村正親)の意外な助言により、生まれて初めて「自分で稼ぐ」という体験をすることになります。自らの手で稼ぐ喜びを知ったすみれはやがて…。

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