富士山の唱歌「ふじの山」花子とアンで登場した、その懐かしい歌詞

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 5月22日(木)放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で、懐かしい文部省唱歌「ふじの山」が登場しました。失敗続きだった新任教師・安東はな(吉高由里子)がようやく先生の仕事に慣れ、オルガンを弾きながら生徒たちと楽しそうに歌う場面です。

♪富士は日本一の山 全歌詞

「♪あーたまーをーくーもぉのーうーえにぃだぁしー♪」というキャッチーな歌い出しの「ふじの山」は、日本の小学校で教育を受けた人であれば一度は歌った事があるのではないかと思います(僕は東日本で生まれ育ちましたが、西日本でも歌いますよね?)。

以下、全歌詞を転載します。2番の歌詞は意外に覚えていないものですね。※著作権保護期間を過ぎており、歌詞の著作権は消失。

1番
あたまを雲の 上に出し
四方の山を 見おろして
かみなりさまを 下に聞く
富士は日本一(にっぽんいち)の山

2番
青空高く そびえ立ち
からだに雪の 着物着て
霞(かすみ)のすそを 遠く曳く(ひく)
富士は日本一の山

標高3,776m。日本最高峰であり唯一無二の美しさを誇る(と日本人は感じている)富士山を、これでもかとわかりやすく称えた歌です。

作家・巖谷小波が作詞

作詞は明治から大正時代にかけて活躍した作家で児童文学者の巖谷小波(いわや・さざなみ)、作曲者は残念ながら不明です。巖谷小波は、近代文学黎明期に日本各地に残る昔話を収集、整理して再編したという作家。「一寸法師」「桃太郎」など、現在の私たちが親しむ童話の原型をまとめた人だそうです。

「ふじの山」は明治44年(1911年)の「尋常小学読本唱歌(二)」が初出です。「花子とアン」 5月22日(木)に放送された「ふじの山」を歌う場面は大正2年(1913年)という設定ですから、まだ出来立ての歌を歌っていたということになります。

甲州から見る「裏富士」の美しさ

田子の浦ゆ うち出て見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける
〜万葉集・山部赤人

↑の歌に代表されるように、いわゆる「美しい富士山」の眺めと言えば、東海道側、静岡県側から眺めたものが代表的。現在でも多くの旅行者は太平洋側、東海道新幹線車窓からの順光の富士の眺めに感動をするのです。

しかし、いわゆる「裏富士」と言われる逆光の山梨県側からの眺めもまた格別です。手前に富士五湖や深淵な森を配したその奥ゆかしい眺めは、静岡県側から見る「明るくカラッとした風景」とは別物の、山国ならではの静謐な美しさに満ちています。

同じ唱歌「ふじの山」を歌っても、甲府の「阿母尋常小学校」の生徒たちが歌う「ふじの山」は、「表富士」の見える地域とはまた違う風景観、思い入れがある事でしょう。

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