花子、運命の本「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」をスコット先生から渡される

スポンサードリンク

9月4日(木)放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」より。

この日は場外で高梨臨(醍醐さん)と町田啓太(村岡郁弥)の熱愛が報道されたり、ドラマ内では宇田川満代先生(山田真歩)が戦地から帰国し、勇ましくラジオ放送で戦況を報告するなど、「花子とアン」にとって騒がしい一日となりました。

スコット先生から渡された「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」

そんな9月4日(木)の放送の最後で、修和女学校時代からの恩師であり友人であるスコット先生(ハンナ・グレース)から花子へ、大切な一冊の本が渡されました。

本の題名は「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ(Anne of Green Gables)」。カナダの女流作家・ルーシー・モード・モンゴメリによる作品で、これこそが後に花子によって翻訳され、日本中で愛されることになる「赤毛のアン」の原書です。

時代は昭和14年(1939年)秋のこと。いよいよ第二次世界大戦の火ぶたが切って落とされると、日本国内では連合国出身者に対する排斥が強くなります。花子と長らく交流が続いていたスコット先生もまた、身の危険を感じて故国・カナダへと帰国することになりました。

「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」はスコット先生の祖国・カナダを舞台とした美しい物語で、スコット先生はこの本に何度も辛い心を救われたそう。

再び世界に平和が訪れた際に、この物語が花子の手によって日本の少女たちに聞かせられることを希望し、スコット先生は帰国の途につきます。「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」は二人の友情の証であり、日本とカナダの友好を願うスコット先生の思いが込められているのです。 

史実ではミス・ショーから渡された

史実では、村岡花子は「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」を昭和14年(1939年)に「ミス・ショー」というカナダ人宣教師の友人から受け取っています。

ミス・ショーは戦争の影響によりカナダに帰国する際にこの本を花子に託し、平和が訪れた時にこの本を日本の少女たちに紹介して欲しいと願います。

ジフテリアにかかり翻訳を決意

いよいよ「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」を受け取った花子ですが、すぐに翻訳に取りかかるわけではありません。

花子は「アン・オブ・グリン・ゲイブルズ」の物語の世界に夢中になりながらも、「いつか平和が来た時に」本格的に翻訳を開始しようと考えていました。それまでは戦火からこの本を守る…。そう考えていた花子ですが、昭和18年(1943年)に「ジフテリア」という病気にかかったことでこの考えを改めます。

「平和な時を待っているのではなく、今、これが私のすべきことなのだ。」
(「アンのゆりかご」(新潮文庫)より抜粋)

そう決意すると、花子は家中の原稿用紙をかき集め、いよいよ翻訳に取りかかり始めます。

関連記事
「花子とアン」スコット先生の美しい歌「The Water Is Wide」その歌詞と意味
村岡花子は「赤毛のアン」の翻訳をいつ始めるの?
【花子とアン】9/1 ミス・ブラックバーン最後の出番か 村岡家に帰国の挨拶に来る
「花子とアン」に茂木健一郎が登場!「小鳩書房」社長・門倉幸之役を演じる
「小鳩書房」編集者・小泉晴彦(白石隼也)「赤毛のアン」タイトル決定に貢献?

スポンサードリンク

スポンサードリンク

スポンサードリンク

PAGE TOP ↑