【麒麟がくる・第2回】あらすじと感想 本木雅弘(斎藤利政 / 道三)の怪演が光る

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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第2話(1月26日放送)の大まかなあらすじ、感想をまとめます。

第2話は本木雅弘演じる斎藤利政(後の道三)の独壇場、といった感じの回でした。

第2話 大まかなあらすじ

織田信秀、稲葉山城へ侵攻

堺で鉄砲を、京で医者を探し当てた明智光秀(長谷川博己)が美濃へ帰ると、稲葉山城下は騒然としていました。尾張の織田信秀(高橋克典)が、2万の兵を従えて国境付近に集結。稲葉山城に攻め入ろうとしていたのです。

迎え撃つ斎藤利政(本木雅弘)は、織田方の兵士たちが金と義理で集まった士気の低い集団だと見破っていました。

早々に籠城 利政の作戦

戦支度を整えた光秀、斎藤義龍(伊藤英明)らは城下に迫る織田軍に突撃。多勢に無勢の苦しい戦いの中奮闘する光秀、義龍らですが、なぜか利政は早々に兵の引き上げを指示します。利政が日の明るいうちから籠城を決め込むと(城内ではおむすびを食べ酒=本当は水=を呑むなど斎藤軍はリラックスムードに)、血気盛んな光秀と義龍は弱気な利政の作戦に憤慨します。

実はこれは、策士・利政の作戦でした。城内に敵の乱波(らっぱ=忍び)が侵入することを見込み、わざとスキを見せ、相手方を油断させるようとしたのです。

これにより今日の決着はないと決めつけ油断をした織田軍に対し、利政は一気呵成の攻めを指示。反撃を受けて壊滅的被害を受けた織田軍は織田信康ら重臣をことごとく失い、総大将の織田信秀は生き残ったわずか数人の兵士とともに尾張へと逃げ帰ります(井ノ口の戦い)。

土岐頼純を毒殺

戦いを終えた利政は、娘・帰蝶(川口春奈)の嫁ぎ先である美濃守護・土岐頼純(矢野聖人)を訪ね、ある手紙を頼純に突きつけます。それは、頼純が織田信秀と通じ、今回の稲葉山城攻めを画策した動かぬ証拠でした。

今や形だけ、お飾りの守護の座に甘んじている頼純と土岐家。もともとは守護・土岐家に仕えていただけの「一介の油売り」利政が、土岐家の内乱を画策し、その混乱に乗じて美濃の実権をかすめ取ったことに対し、頼純は許しがたい気持ちを持っていました。

ついに怒りが抑えきれなくなった頼純が利政を「マムシ」「成り上がり者」と罵倒すると、これが利政の逆鱗に触れます。

利政は、頼純の守護の座など自分次第でどうにでもなると脅すと、頼純のために丁寧にお茶を立て、これを勧めます。怒りを鎮めようと茶を口にした頼純は、その場で苦しみはじめ、倒れ込んでしまい…。

▼第2話にして、早くも名シーンが誕生。利政が歌う「風流踊り」の節とともに、踊り苦しみながら倒れる土岐頼純。

第2話の感想

▷斎藤利政=本木雅弘の独壇場

第2話は、斎藤利政を演じた本木雅弘の怪演に尽きると言えるでしょう。

①相変わらずのケチ!:鉄砲を手に入れて意気揚々と美濃に帰ってきた光秀に、旅費の半額を返せ!返せないならば侍大将の首を二つ取れ!などと言い出す。

②孫子の兵法:「彼を知り己を知らば百戦して危うからず」という孫子の言葉をそのまま戦で実践。織田軍の弱点を見事に見破り、敵を欺き大軍勢を撃破。

③土岐頼純を暗殺:自らが土岐家を牛耳っていることを明確に示した上で、頼純をお茶で毒殺。その間、利政は近頃流行りだという「風流踊り」の歌を歌う。毒殺の物音を消すためか、あるいは頼純の苦しみそのものを「舞」として楽しんだか。怖い。

第1話ではイマイチ消化不良気味(なんか物足りない…)だった斎藤利政の本性・キャラクターが、第2話で俄然見えてきた感じですね。光秀がハッキリと「嫌い」だと明言する利政の「ヤバさ」を本木雅弘が上手く引き出しています。

特に、ラストシーンで「風流踊り」の節を歌いながら頼純を毒殺するシーンは圧巻でした。利政の歌声に乗って「舞うように」苦しみ倒れ込む頼純の姿が、「美濃のマムシ」利政の恐ろしさを見事に表現していたと思います。しばらくは利政のキャラクターがストーリーを牽引していきそうです。

▷光秀が叔父・光安を斬る?ミスリード

光秀が優しき叔父・光安を「斬ってしまう」シーンも印象的でした。

利政から敵の侍大将の首二つを取るように厳命された光秀。

光秀は「侍大将!」「侍大将!」と叫びながら血眼になって大物狩りを目指しますが、ようやく見つけた侍大将らしき人物を斬ろうとすると、なんとその人物は叔父・明智光秀(西村まさ彦)でした。光秀は一瞬ためらいを見せますが、なぜかそのまま光安を仕留めてしまい…。

この場面。見ていて「光秀が光安を斬った??なんで???」と大混乱をしてしまいましたが、数分後にこのシーンの種明かしが行われています。実は、光秀が斬った人物は叔父・光安本人ではなく、光安にちょっと顔が似た敵の侍大将だったのです。

戦に勝利し城内に戻った光秀は、望月東庵(堺正章)に対し「それほど、おめでたくもない気分です」と正直な心境を吐露しています。

ケチくさい主君から旅費半額を取り戻すため「侍大将!」と叫びながらノリノリで「獲物」を探していた光秀。「首の数」にしか見えていなかった敵の侍大将ですが、実は血の通った一人の人間だと気がついてしまい…。

「これが武士の本懐か、武士の誉れか?こんなものか…?」

繰り返される戦の虚しさに光安が気付くという重要な場面を、「ミスリード」を駆使してトリッキーに、上手く表現していたと思います。

第2話で一気に「麒麟がくる」が好きになってきました。

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