【麒麟がくる】明智城主・明智光安 俳優・西村まさ彦が演じる
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に登場する主人公の叔父・明智光安(あけち・みつやす)についてまとめます。
明智光安を演じるのは、「古畑任三郎」「真田丸」などに出演したことでも知られる俳優・西村まさ彦です。
光秀の叔父 明智城主
明智光安は、主人公の亡き父・明智光綱の弟にあたる人物です(※光秀の父が誰なのかは諸説ありますが、「麒麟がくる」では光綱説を採用)。
明智家の家督を継いでいた長兄・光綱が若くして亡くなると、その弟・光安が、まだ幼かった宗家嫡男・光秀の後見人となるとともに、明智城主となって一族を率いています。
若き日の光秀は、叔父であり父親代わりでもある光安とともに美濃の守護代・斎藤道三に仕え、武士としての素養を学んでいくことになります。※次の項目では、光安に関するネタバレを含みます。ご注意ください。
▼光秀を見守り、明智荘を守り抜こうと奮闘する光安ですが…。
「僕が演じるのは光秀の父親代わりなので、彼がどう成長していくのか楽しみでしかないですね。光安は、戦国の世にありながら平和を愛する男。精いっぱい敵と向き合い、明智荘を死守したいという気持ちしかないのです」(西村まさ彦) #麒麟がくる pic.twitter.com/qtWbLHdYjb
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」初回1月19日(日)放送@NHK (@nhk_kirin) January 14, 2020
明智城とともに討ち死に 光安の最期
▼小鳥を愛でる光安。心優しい人物のようですが、悲しい(そして恐らく立派な)最期が待っています。
【キャストビジュアル公開】
明智光安(あけち・みつやす)
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明智光安の人生のハイライト、見せ場は、斎藤道三・義龍親子の骨肉の戦いである「長良川の戦い」(1556年)の後にやって来そうです。
義龍側が勝利し道三が敗死したこの戦いにおいて明智家は中立の立場だったともされますが、光安は勝利者である義龍への服属を拒否。明智家の出である小見の方(光綱、光安の妹)が道三の正室であったこともあり義龍との対立を深め、ついに明智城は義龍の軍勢3000人に囲まれてしまいます。
光安はわずか870余りという兵力、それに弟の明智光久、妻木城主・妻木氏らとともに明智城に籠城・防戦しますが、ついに明智城とともに自害(光久や光安の妻らも自害)。その際、宗家の嫡男である光秀に明智家の再興を託し、城からの脱出を命じたとされます(光秀は残った一族を率いて越前・朝倉義景のもとに逃亡)。
俳優・西村まさ彦 「古畑任三郎」でブレイク
明智城の陥落、そして明智家の崩壊という重大エピソードの中心人物となるであろう明智光安。演じるのは、富山市出身の59歳の俳優・西村まさ彦(旧芸名・西村雅彦)です。
「劇団文化座」を経て、三谷幸喜が率いる「東京サンシャインボーイズ」に入団した西村まさ彦。三谷幸喜との縁もあり出演したドラマ「古畑任三郎シリーズ」(1994年〜・フジテレビ)のダメ刑事・今泉慎太郎役が当たり役となると、数々の映画やドラマに出演する売れっ子俳優になっています。
「ラヂオの時間」「マルタイの女」
映画「ラヂオの時間」(1997年・三谷幸喜監督)では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を、「ラヂオの時間」と「マルタイの女」(1997年・伊丹十三監督)ではキネマ旬報賞助演男優賞、ブルーリボン賞助演男優賞、報知映画賞助演男優賞、日刊スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞。
テレビドラマも、「振り返れば奴がいる」(1993年・フジテレビ)、「王様のレストラン」(1995年・フジテレビ)、「総理と呼ばないで」(1997年・フジテレビ)、「やまとなでしこ」(2000年・フジテレビ)などのヒット作に多数出演し、お茶の間で人気となっています。
▼2020年1月現在、Hulu(無料お試し期間有り)で西村まさ彦出演映画「家族はつらいよ」「草原の椅子」「ラーメン侍」「お受験」「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」「東京家族」「超高速!参勤交代」「殿、利息でござる!」「ゴジラ2000 ミレニアム」などが見放題。
▼2020年1月現在、Amazonプライム・ビデオ(無料体験あり)で西村まさ彦出演映画「ラヂオの時間」「黒い家」「ラーメン侍」「252生存者あり」「武士の家計簿」「殿、利息でござる!」などが見放題となっています。
「真田丸」黙れ小童!
NHK大河ドラマでは、2016年に出演した「真田丸」での印象が強いでしょう。
西村まさ彦が演じたのは、物語序盤で真田昌幸としのぎを削る信濃の国衆・室賀正武役。大泉洋演じる真田信幸に対し何度となく「黙れ小童(こわっぱ)!」と一喝する姿がネット上で話題となるなど、人気のキャラクターとなっています。
他に1996年の大河ドラマ「秀吉」にも徳川家康役で出演しています。
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