【まれ】能登大祭とキリコとは 紺谷家は「一軒出し」でお金持ち?

スポンサードリンク

NHK連続テレビ小説「まれ」第二週に登場する「輪島大祭」ならびに「キリコ」についてまとめます。

輪島市の四社で行われる「輪島大祭」

輪島大祭(わじまたいさい)は、毎年8月22日から26日まで行われる能登でも最大級の規模を誇る夏祭りです。無病息災と大漁豊作を祈願し、輪島市内にある四つの神社(海士町の奥津比咩神社、河井町の重蔵神社、鳳至町の住吉神社、輪島崎町の輪島前神社)がそれぞれ一日ずつ日をずらし、祭礼を行います。

夏の時期に能登各地で毎週のように開催される祭りは、キリコと呼ばれる切籠灯籠が名物。輪島大祭も華麗なキリコの行列が壮観で、クライマックスには海辺にたてた柱松明に火が灯され、そこから落ちてくる御弊(ごへい)を男たちが奪い合います。

キリコとは?

連続テレビ小説「まれ」では、輪島大祭に繰り出される「キリコ」にスポットが当てられ、輪島塗の職人を志す紺谷圭太(山﨑賢人)が破損しているキリコを修理する過程が描かれます。

キリコは、大きいものでは高さ10mをゆうに超える巨大な御神燈です。神輿とともに繰り出され、夜道を明るく照らす「御明かし」の役割を果たします。

このような大きな燈籠は形を変えて日本海沿岸各地に見られます。富山県福野町の「夜高行灯」、魚津市の「タテモン」、秋田の「竿灯」、青森の「ねぶた」など、各地域で人々の知恵と工夫が意匠に盛り込まれ、それぞれ独自のスタイルで発達して来ました。

▲こちらはキリコ会館に展示されているキリコ(切籠灯籠)。キリコには縁起の良い三文字が描かれます。「まれ」では弥太郎の手により「不退転」の文字が入ります。
Photo by suri

キリコの歴史、ルーツ

もともと能登のキリコは、笹竹にろうそくを灯した角灯を吊るす簡素な「笹キリコ」がそのルーツとも言われます。

江戸時代中期には町民の経済力が増大したことを受けて、キリコも巨大化。藩政後期には能登各地の祭りで大型キリコが町内、組ごとに競いあって出していたことが窺われます。意匠面でも、能登らしく白木を漆塗りにしたり彫刻に金箔を施したりして華麗さを競い合い、時代とともに技巧をこらしたものに変化していきました。

お金持ち?紺谷家・一軒出しのキリコか

輪島においては、各町内、組ごとに共同所有するキリコとともに、北前船の交易により富を得た豪商が「一軒出し」と呼ばれる単独キリコを祭礼に奉仕して来た歴史があります。

「まれ」では、圭太の祖父・弥太郎(中村敦夫)が修理の出来次第でキリコを出すか出さないかの判断をすると言っていることなどからも、圭太が修理するキリコは紺谷家の所有と思われ、恐らくこの「一軒出し」のキリコではないかと思います。4月7日(火)第8話で登場した圭太の家の立派さからも、紺谷家が裕福な家柄であることが窺えます。

▼参考記事:第一週で登場した外浦村の「夏祭り」と、キリコが登場する「輪島大祭」は別物です。
「まれ」神社ロケ地は「静浦神社」 外浦村夏祭りのモデルは山車が美しい「大沢夏祭り」

▼関連記事
「まれ」に登場するキリコ 輪島大祭と能登地方の主な「キリコ祭り」日程スケジュールまとめ
「まれ」紺谷圭太を演じる山﨑賢人は「壁ドン」ブームの立役者?
「まれ」紺谷圭太は希の恋のお相手?やがて輪島塗・漆職人の卵に
「まれ」の舞台・能登(輪島)地方の伝統産業、文化とは?朝市、輪島塗り、塩田

スポンサードリンク

スポンサードリンク

スポンサードリンク


朝ドラ、NHK番組の見逃しはU-NEXTがおすすめ!
PAGE TOP ↑