マッサンが生きた明治から昭和・時代背景 大大阪時代から戦争、戦後

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「花子とアン」を継いで9月29日(月)から放送が始まるNHK連続テレビ小説「マッサン」。物語の時代とその背景をまとめてみました。明治期から昭和中期まで、近代化〜高度成長の時代を生きた人の人生はドラマチックです。

村岡花子と同時代 明治中期生まれ

「マッサン」こと亀山政春(玉山鉄二)のモデルであるニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝は明治27年(1894年)に生まれています。余談ですが、前作「花子とアン」のヒロイン・村岡花子はその一年前、明治26年(1893年)に生まれており、二人は同時代を生きたと言えます。

大正9年に帰国 当時の大阪の時代背景

ドラマ「マッサン」は、玉山鉄二演じる「亀山政春」が留学先のスコットランドから広島に帰郷する場面から始まります。時は大正9年(1920年)、政春は26歳です。政春の傍らには妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)が居ました。

物語当初、政春は大阪の「住吉酒造」に勤めながら、国産初のウイスキーづくりを夢見ていました。しかし、当時の日本は第一次世界大戦の特需も終わり、景気が冷え込んでいました。そのため、「住吉酒造」はウイスキーづくりに邁進するだけの体力を失っていました。

この時期(大正中期~)、大阪は「大大阪時代(だいおおさかじだい)」と呼ばれ、商業、文化、芸術、建築等が花開く華やかな都市でした。特に関東大震災の発生で東京が大ダメージを受けると、大阪に多数の企業や避難民が逃れてきます。これにより、昭和初期にかけて「大大阪時代」はピークを迎えます。

とはいえ華やかな大阪の街の空気とは裏腹に、各経営者にとっては不況と隣り合わせの苦しい時代でもあったようです。

明治末期、ワインで財を成した鴨居商店

政春は住吉酒造を退社後、鴨居欣次郎(堤真一)が経営する「鴨居商店」でウイスキーづくりに携わります。鴨居はすでに「ワイン事業」でひと財産を築いており、国産初のウイスキーづくりに資金を回す余裕がありました。

(※鴨居商店のモデル・寿屋=現在のサントリーは、1907年に「赤玉ポートワイン」を大ヒットさせ、創業者・鳥井信治郎は潤沢な資金を手に入れています)

昭和9年、余市に渡る 戦争の影響

鴨居の元で働いた後、政春は北海道・余市に渡り、念願だった自身の手による蒸溜所づくりに着手します。

史実によれば、モデルの竹鶴政孝は1934年(昭和9年)に北海道に渡り、「大日本果汁株式会社」(現在のニッカウヰスキー)を設立しています。

竹鶴は経営が軌道に乗るまでリンゴジュースを製造販売して場をしのいでいましたが、1937年(昭和12年)に日中戦争が勃発すると、余市蒸溜所は日本軍の兵士に酒を供給する「軍需工場」となります。結果的に、これが竹鶴にとって幸運でした。

蒸溜所は北海道・余市という僻地にあったにも関わらず、日本軍が優先的に原料の大麦を回してくれ、つくった分の酒は全て軍が買い上げてくれました。

こうした時代の潮流にも助けられ、「余市蒸溜所」は国産第二号の蒸溜所として確固たる地位を確立していきます。

大まかではありますが、「マッサン」は以上のように「大大阪時代」「不況」「関東大震災」「日中戦争」「太平洋戦争」「戦後」という時代を背景とし、物語が進んでいきます。

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