【おちょやん】須賀廼家万歳 藤山寛美の孫・藤山扇治郎が演じる

NHK連続テレビ小説「おちょやん」の物語後半に登場する劇団員・須賀廼家万歳(すがのや・ばんざい)の人物設定などをまとめます。

須賀廼家万歳を演じるのは、松竹新喜劇で大スター俳優として活躍した藤山寛美の孫・藤山扇治郎(ふじやま・せんじろう)です。

万太郎一座出身 鶴亀新喜劇に加入

須賀廼家万歳(藤山扇治郎)は、喜劇王として君臨し続けた須賀廼家万太郎(板尾創路)率いる須賀廼家万太郎一座に所属していた座員、喜劇役者です。

戦後に巨星・万太郎が咽頭がんで亡くなると、大山鶴蔵社長(中村鴈治郎)の主導で業界再編となる新しい劇団・鶴亀新喜劇が立ち上がります。

万太郎一座の須賀廼家万歳と須賀廼家千兵衛も大山社長の厳命により仕方なく新劇団に加わりますが、戦場で辛酸をなめ、万太郎との再演を心の支えとして帰還してきた二人にとっては不本意そのもの。一平や千之助の前で恨めしそうに万太郎のことばかりを話し、二人を苛立たせていきます。

※戦後に松竹新喜劇が新設される際、咽頭がんで亡くなった曾我廼家五郎(万太郎モデル)が率いた五郎劇から曾我廼家大磯、秀蝶、小次郎、明蝶、五郎八ら五郎の門下生が松竹新喜劇に合流しています。彼らが須賀廼家万歳、千兵衛のモデルになっている可能性があります。

藤山寛美の孫 松竹新喜劇・藤山扇治郎

喜劇役者・須賀廼家万歳を演じるのは、松竹新喜劇の大スター・藤山寛美を祖父に持つ俳優・藤山扇治郎(ふじやま・せんじろう)。京都府出身の34歳で、NHK朝ドラは「まんぷく」に続く出演となります。

父は小唄白扇派の家元・白扇夕樹夫、母は松竹新喜劇の看板俳優だった「喜劇王」藤山寛美の五女。伯母にあたる藤山直美(藤山寛美の三女)も女優として広く活躍するなど、藤山扇治郎は芸能一族の血筋に生まれています。

幼い頃から日本舞踊や小唄などの芸事を身につけ、6歳の時に「藤山扇治郎」の名で東京・歌舞伎座にて初舞台を踏むと、以降、歌舞伎や藤山直美の舞台、テレビドラマなどで名子役として活躍を見せています。

関西大学卒業後は、「酒井扇治郎」の名で本格的に俳優としての活動を開始。東京の「劇団青年座研究所」に入所し演技の勉強を行い、フジテレビ系の昼ドラ「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」「赤い糸の女」(いずれも2012年・東海テレビ)などにレギュラー出演をしています。

松竹新喜劇期待の若手 「まんぷく」野呂さん役

2013年には芸名を「藤山扇治郎」に戻し、伯母が所属する憧れの「松竹新喜劇」に正式入団。以降、青年座に所属しながら松竹新喜劇の舞台でも大活躍し、2015年には松竹新喜劇の新しい顔、次代の上方文化を引っ張る存在との期待を受けて「平成27年度咲くやこの花賞」(演劇・舞踊部門)を受賞しています。

2018年にはNHK連続テレビ小説「まんぷく」でホテルの料理人・野呂幸吉役を演じ、コミカルな演技で人気を博しています。

祖父が活躍した松竹新喜劇がモデル 鶴亀新喜劇

将来的には「2代目・藤山寛美」の名を継ぐ可能性も一部で噂されるなど、上方演劇界期待の俳優である藤山扇治郎。

今回の「おちょやん」で演じる須賀廼家万歳が所属する鶴亀新喜劇は、祖父・藤山寛美が看板役者として活躍した松竹新喜劇がモデルとなっています。劇中には寛美をモデルにしたキャラクター・松島寛治(前田旺志郎)も登場しており、藤山扇治郎の思い入れも強いことでしょう。

一平(天海天海)のモデルである2代目渋谷天外は、藤山寛美にとって師匠格の大恩人。祖父の恩人をモデルとした一平と衝突しながら、須賀廼家万歳が鶴亀新喜劇でも活躍していきそうです。

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