朝ドラ「おちょやん」(2020年秋) ヒロインは杉咲花 モデルは上方女優・浪花千栄子

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2020年秋から放送されるNHK連続テレビ小説「おちょやん」の概要がNHKから発表されましたので、内容をまとめておきます。

ヒロインは女優・杉咲花。ヒロインのモデルは往年の上方の名女優・浪花千栄子です。

名女優・浪花千栄子がモデル

「おちょやん」はNHK大阪の製作。松竹新喜劇の黎明期に看板女優として活躍するなどした名優・浪花千栄子(なにわ・ちえこ)の半生がモチーフになっています。

杉咲花演じるヒロイン・竹井千代は、明治末期に大阪・南河内の貧しい家に生まれると早くに母を亡くし、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出されます。女中として働く中でいつしか芝居の世界に魅せられた千代は、やがて女優を目指すという夢を見つけます。

「喜劇界のプリンス」と結婚した千代は、大家族のような劇団員の生活を経て、昭和の激動の時代の中で自分らしい生き方を見つけていきます。こんにちの大阪喜劇の原点をつくりあげた人々、そして「大阪のお母さん」とまで呼ばれるまでになった愛され女優の波乱万丈の物語となっていきそうです。

ヒロインは人気女優・杉咲花

ヒロイン・竹井千代を演じるのは、若手女優の中でもトップを走り続ける杉咲花(すぎさき・はな)です。東京都出身の22歳で、歌手のチエ・カジウラを母に、ロックギタリストの木暮武彦(シャケ)を父に持ちます。

杉咲花は2016年のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインの妹・小橋美子役を演じたほか、2019年の大河ドラマ「いだてん」では三島家の女中・シマ(増野シマ)役を任されるなど、NHKからも重用されています。

また、2018年のTBSドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」の主演(江戸川音役)や、CM「味の素・Cook Do」での豪快な食べっぷりなどでも知られますね。

脚本は八津弘幸氏 「半沢直樹」「下町ロケット」

「おちょやん」の脚本は、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(いずれも池井戸潤作品を原作としたTBS日曜劇場のドラマ作品)などで知られる八津弘幸氏が担当。

同氏は2019年秋現在放送されているNHKドラマ10「ミス・ジコチョー」でも脚本を担当しており、NHKからの厚い信頼を受け、満を持しての朝ドラ登板となります。

「わろてんか」とほぼ同時代の大阪演芸界

大阪の芝居小屋、演芸文化を描いた作品といえば、2017年放送の朝ドラ「わろてんか」(NHK大阪)が思い出されます。

「わろてんか」は吉本興業創業者・吉本せいをモデルとしたヒロイン・藤岡(北村)てんの半生を描いた物語。大正から戦前にかけて大阪で寄席経営を手がけ、大阪の演芸文化を一変させていく夫婦の姿が描かれました。

一方、「おちょやん」ヒロインのモデル・浪花千栄子は松竹家庭劇、松竹新喜劇の出身。人情喜劇を打ち出す同劇団の黎明期(1930年〜1951年)に看板女優として活躍したことで知られます。

千栄子は松竹家庭劇ならびに松竹新喜劇旗揚げの中心人物である2代目渋谷天外と結婚をしていますが、やがて夫と新進女優との間に子どもが生まれたことで離婚を経験。これにより松竹新喜劇も退団し、一時的に芸能界から姿を消しています。

その後しばらく行方不明状態にあった千栄子ですが、その才能を惜しんだNHK大阪のプロデューサーが彼女を探し出すと、NHKラジオ番組「アチャコ青春手帖」「お父さんはお人好し」(1954年〜1965年)で花菱アチャコ(吉本興業)と共演して人気に。

映画「祇園囃子」(1953年・溝口健二監督)、「夫婦善哉」(1955年・豊田四郎監督)、「蜘蛛巣城」(1957年・黒澤明監督)、「彼岸花」(1958年・小津安二郎監督)など映画黄金期の大物監督による名作にも次々と出演し、上方を代表する名女優として名を馳せています。

ヒロイン・千代が芝居小屋に奉公に出る大正時代は、まさに「わろてんか」内で大阪の寄席文化、演芸文化が一変していく時期に当たります。上述の花菱アチャコは「わろてんか」では「アサリ」(前野朋哉)というキャラクターで登場していましたね。

「おちょやん」は松竹新喜劇の系譜を持つ浪花千栄子側の視点で描かれる物語であり、「わろてんか」とはまた違う当時の大阪の演芸文化、芝居小屋文化が描かれていきそうです。

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