「おちょやん」千代が鶴亀新喜劇を退団 その後は?浪花千栄子は京都に潜伏後に復活

NHK連続テレビ小説「おちょやん」4月23日(金)の放送では、一平と離縁した千代が舞台出演後に姿を消すという急展開が見られました。

この記事では、鶴亀新喜劇を退団した千代の今後の人生の展望と、モデルになっている浪花千栄子の新喜劇退団後の失踪劇などについてまとめます。

道頓堀から失踪 千代のその後は?

一平との離縁が決まった後も感情を押し殺して舞台に立ち続けた千代(杉咲花)ですが、ついに舞台上でこらえきれずに涙を流してしまうと、突然道頓堀から姿を消してしまいます。

事前発表のあらすじによれば、道頓堀から姿を消した日、千代は雨の中で行き場をなくした末に継母だった栗子(宮澤エマ)に拾われるようです。

女優を電撃引退した千代は失踪から一年に渡り行方不明となりますが、芸人・花車当郎(塚地武雅)がラジオドラマ「お父さんはお人好し」での共演を熱望したことで、もう一度表舞台に復帰することになります。

浪花千栄子は離婚後に京都に潜伏

一連のエピソードは、千代のモデル・浪花千栄子の離婚後の行動がモチーフになっています。

夫だった渋谷天外が劇団の後輩女優・九重京子を妊娠させたことが許せず、離婚、松竹新喜劇退団へと至った浪花千栄子。失意のうちに道頓堀を去った千栄子は、かつて父の搾取から解放してくれた思い出の地・京都へと向かうと、騒がしい世間から身を隠す潜伏生活に突入しています(昭和26年・千栄子44歳前後)。

行くあてもなく、持ち金も少ない状態で大阪を飛び出した千栄子は、京都公演の際に借りたことがあったという四条河原町の民家の2階が空室になっていることを知ると、そこを借りてつかの間の借家生活を開始しています。

千栄子という看板女優を失った松竹新喜劇は一時低迷し、同棲をはじめた天外と九重京子も世間の厳しい目にさらされるなど、離婚騒動の余波はくすぶっていました。

花菱アチャコから救いの手 ラジオドラマ共演オファー

世間からの好奇の目も落ち着き始めた頃、「エンタツ・アチャコ」でしゃべくり漫才を完成させた伝説の芸人・花菱アチャコが、新しいラジオドラマ企画の共演相手として、かねてから興味を持っていたという千栄子を指名しています。

番組担当者が千栄子の目撃情報が出ていた京都を歩き回り、ついに千栄子の居場所を突き止めると、千栄子に番組出演をオファー。

女優としてのキャリアをスタートさせた京都の地で再起を誓っていた千栄子は、手持ちのお金が少なくなっていたこともあり(着物を質に入れて食いつなぐほどに厳しい状況だった)、このオファーを快諾しています。

こうして千栄子とアチャコの代表作のひとつとなるNHKラジオドラマ「アチャコ青春手帖」がスタートするのです(昭和27年1月〜・千栄子45歳前後)。※「おちょやん」での復帰作は「アチャコ青春手帖」ではなく次の作品「お父さんはお人好し」となる見込み。

一方、一時低迷した松竹新喜劇も酒井光子ら次世代の若手女優の台頭、スター役者・藤山寛美のブレイクなどで人気を盛り返し、黄金時代を迎えることになります。

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