【スカーレット】穴窯の薪代40万円(15万円+25万円)、借金80万円 現在の物価感覚でいくら?

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NHK連続テレビ小説「スカーレット」1月28日(火)第98回放送より。

昭和44年(1969年)に喜美子が穴窯で使用する薪の代金40万円(1回目15万円、2回目25万円)、その後に借金して借りた80万円(※追記しました)について、現在の物価、貨幣価値でどれくらいなのかを考察します。

初めての窯焚き 15万円の薪代

1月28日の放送では、初めての穴窯での焼物づくりに失敗してしまう喜美子の姿が描かれています。喜美子は何度失敗しようとも理想の焼色を求めようとしますが、問題となるのが、窯焚きにかかる莫大な費用(薪代)でした。

喜美子によれば、初回の薪代が15万円。二度目には25万円がかかるとのことで、当初は応援していた八郎も家計を考えて喜美子の暴走を制止するようになります。

追記:2月3日の放送では、八郎と別離した喜美子が信楽信用組合に80万円の借金をするシーンも登場。貸借契約証書には「昭和45年1月を第1回弁済日として以後毎月10日に金10,000円を60分割してお支払いします。」と書かれていました。

当時の大卒初任給は3万円前後

▼この記事は、「戦後値段史年表」(朝日文庫)を参考に執筆しています。

かわはら工房に穴窯が完成した昭和44年(1969年)当時、小学校教員の初任給(月俸)は27,100円、国家公務員の初任給(上級職・大卒。月俸)は31,000円、銀行員の初任給(都市銀行・大卒)は33,500円。それなりのエリート層の初任給がだいたい3万円前後ですね。

つまり、喜美子が初めての窯焚きで使った薪代15万円は、当時の大卒初任給(3万円)のおよそ5ヶ月分ということになります。2度目の窯焚きの薪代25万円に至っては、当時の大卒初任給の8ヶ月分以上。2回を合わせた薪代40万円は、大卒初任給の一年分を超えてしまいます。

追記:借金80万円は大卒初任給二年分以上(約26〜27ヶ月分)。

これは武志の貯金やマツの内職でまかなえる額ではありませんね…。

薪代は現在の物価で約300万円、借金は500万円以上

ちなみに、現在の国家公務員や銀行員の初任給はおおよそ20万円ちょっと。これは昭和44年当時の給与水準(3万円)のおおよそ7倍程度ということになります。

つまり、現在の物価感覚(給与水準の感覚)でいえば薪代15万円=(15万円×7倍で)約105万円くらいの感覚でしょうか。二度目の薪代25万円は、現在の感覚で(25万円×7倍で)約175万円くらい、2回合計・薪代40万円は現在の感覚で約280万円となります。

追記:借金80万円は現在の感覚で560万円(80万円×7倍)くらいでしょうか。

決して裕福ではない川原家のことを考えると、短期間でとんでもない金額が飛んでいったことがわかると思います。

武志の靴下直しのお小遣い12円

最後に余談。

野球のグローブが欲しい武志が行っている破れた靴下のお直し代(お小遣い)は一足12円。喜美子が穴窯づくりを断念しそうになると、武志は靴下直しで貯めていた36円を穴窯建設費に使ってもいいと差し出しています。ええ子や…。

昭和44年当時の物の値段は以下の通り。

・あんぱん、ジャムパン…25円 ※昭和45年
・山手線きっぷ初乗り…30円
・キャラメル(1箱16粒)…30円
・銭湯入浴料(東京・大人)…35円
・コロッケ(東京・1個)…40円 ※昭和45年
・コーヒー(東京の喫茶店・1杯)…100円
・カレーライス(東京都心・並一皿)…130円
・映画館入館料…700円

武志が靴下を直してもらったお駄賃12円は、現在でいう50円〜100円くらいでしょう。コツコツと貯めていけばあんぱんやキャラメルを買える額であり、子供のお小遣いとしては適切…?

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