NHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの親友となるお嬢様・熊谷照子。
なかなか強烈なキャラクターをしており、照子を演じる女優・大島優子、そして少女時代を演じる子役・横溝菜帆にも注目が集まりそうです。
大手窯元の高飛車なお嬢様・照子
信楽で一二を争う大きな窯元「丸熊陶業」の令嬢として育った熊谷照子。ピンクのブラウスにキラキラのリボンを付けているオマセな照子は、明らかに信楽で浮いています。
照子は勝ち気で高飛車な性格であるため誰一人友達がいませんでしたが、突然やってきたお転婆娘・喜美子に興味津々です。喜美子のことを「アホな子」呼ばわりし、「お友達になってあげる」と上から目線で接していきます。
喜美子の方も、当初は照子のことを「お嬢様育ち」で「苦労知らず」だと軽く見ていましたが、それは間違いであることに気が付きます。ズバズバと思ったことを言い合う二人は意外に相性がいいようで、いつしかかけがえのない友人になっていきます。
少女時代を演じるのは横溝菜帆 AKBとも縁
【横溝菜帆】
「義母と娘のブルース」最終回みゆき役の #横溝菜帆 よりメッセージ
「義母と娘のブルース」を見て頂き、ありがとうございました!怒ったり、笑ったり、泣いたり、たくさん勉強になりました。また素敵な作品に出演できるように、これからも頑張ります!#義母と娘のブルース #ぎぼむす pic.twitter.com/mqEXCkMguu— テアトルアカデミー (@theatreacademy) September 18, 2018
第1週から2週にかけて、信作に恋するオマセな少女・照子を演じるのは横溝菜帆(よこみぞ・なほ)です。神奈川県出身、テアトルアカデミーに所属する11歳の子役です。
NHKドラマ「精霊の守り人(シーズン1)」(2016年)、TBSドラマ「義母と娘のブルース」(2018年)など、11歳にして多くの映像作品に出演経験を持つ実力派子役です。
また、横溝菜帆はAKB48のヒット曲「ギンガムチェック」(AKB時代の大島優子がセンター)のミュージックビデオ(高橋栄樹監督ver)にも出演をしており、「スカーレット」で照子の大人時代を演じる大島優子と不思議な縁があります。
※補足:横溝菜帆は、「なつぞら」で夕見子の幼少期を演じた子役・荒川梨杏と少し雰囲気が似ていますが別人です。演じているキャラクターの性格も似ていますし、同じ人だと思った!という人がいるようです。
▼詳しくはこちらの記事で…
・【スカーレット】熊谷照子の幼少期 子役・横溝菜帆が演じる
照子15歳からは大島優子 「あさが来た」以来の朝ドラ
▼ワガママ娘かと思いきや、兄を亡くし、窯元の娘という宿命を背負って生きている照子(右)。形は違えど、ともに信楽焼の未来を担うことになる喜美子(左)との友情にも注目。
成長した照子(15歳から)を演じるのは、アイドルグループ「AKB48」の元エースで現在は女優として活動する大島優子です。栃木県出身の30歳、「スカーレット」で話される関西弁はノンネイティブです。
1996年にセントラル子供劇団に所属し、子役として芸能活動を開始させた大島優子。ジュニアアイドルなどとして活動した後に、まだ黎明期にあったAKB48に第2期メンバーとして加入すると、AKB48大躍進の立役者となっています。
AKB系列出身女優の朝ドラ出演といえば、川栄李奈(とと姉ちゃん)、島崎遥香(ひよっこ)、松井玲奈(まんぷく)、渡辺麻友(なつぞら)らが記憶に新しいですね。
「ヤメゴク」「紙の月」「あさが来た」
2014年にAKB48を卒業してからは女優業に本格進出し、ドラマ「銭の戦争」(2015年・関西テレビ)、「ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜」(2015年・TBS・主演)などに出演。
2014年公開の映画「紙の月」では第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞など多数の賞を受賞し、女優としても評価を獲得しています。※「紙の月」はHuluで配信中です。
NHK朝ドラは、2016年の「あさが来た」の平塚明(後の平塚らいてう)役での出演以来。この時は平塚らいてうの勝ち気な女学生時代を演じていますが、短期間の出演。長期に渡る朝ドラ出演は、「スカーレット」が初めてとなります。