【エール・撮影ロケ地】ハーモニカ演奏会の芝居小屋 福島・旧広瀬座
NHK連続テレビ小説「エール」で、裕一が所属する福島ハーモニカ倶楽部が定期演奏会を開催する会場(芝居小屋)の撮影ロケ地をまとめます。
定期演奏会 会場はレトロな芝居小屋
大正15年。福島商業学校に通う17歳の裕一は、所属する「福島ハーモニカ倶楽部」の定期演奏会にある決意を持って臨むことになります。第3週の大きな見せ場であるハーモニカ演奏会は、レトロな雰囲気が印象的な、昔ながらの「芝居小屋」が会場となっています。
この撮影のロケ地として使用されたのが、現在は福島市の「福島市民家園」(福島市上名倉・あづま総合運動公園)内に移築されている明治時代の芝居小屋「旧広瀬座」です。
ロケ当日には、地元福島から200人のエキストラが参加。明治大学、中央大学のハーモニカサークルの人たちも集結し、本格的な演奏会のシーンが再現されています。
▼観客も演者も建物の雰囲気に魅了されてしまう、素敵な旧広瀬座。
本日の #CARAVAN福島
会場は福島市民家園内の旧広瀬座です❕縮こまりそうなくらい、雰囲気があって素敵な場所、、! pic.twitter.com/X505SUh8du
— 大竹涼華 (@mm490512) November 23, 2019
▼「エール」主演・窪田正孝出演の名作「デスノート」「東京喰種」「THE LAST COP」「臨床犯罪学者 火村英生の推理」ほか多数作品が、
Hulu(2週間無料トライアル有)で見放題配信中(2020年4月現在)。
明治時代の芝居小屋「旧広瀬座」
広瀬座は、明治20年(1887年・推定)頃に福島県伊達郡梁川町(字北本町)に建てられた歴史ある木造建築です。
地元の有志により広瀬川の川岸に建てられた大衆娯楽施設(芝居小屋)で、舞台中央に回り舞台、その床下に奈落があります。ほかにも花道・ぶどう棚・ちょぼ席など、芝居小屋に必要な設備はひと通り揃っています。
明治時代から芝居などの興行で町の人々を楽しませてきた「広瀬座」。大正から昭和に入ると活動写真(映画)の人気が高まり、戦後にはついに映画館として改装されるなど、時代とともに活用方法も少しづつ変遷しています。
川のすぐそばにあったためたびたび水害の被害に遭い、昭和61年(1986年)の洪水後に川幅を広げる工事が行われたため取り壊されましたが、歴史を伝える貴重な芝居小屋を後世に残そうと、平成6年(1994年)に現在地に移築復元されています。
往時の芝居小屋の雰囲気を今に伝える建物の風情は人気で、現在もたびたび音楽ライブやイベント、映像撮影などが行われています。
▼アーティストが集結しライブ、フェスが開催されたり…
「無限フェスティバルVol.6」@福島市民家園旧広瀬座
明治20年建築という歴史ある場所で歌うことができて光栄でした✨声が広瀬座いっぱいに響いてすごく気持ちよかったです😭ご来場の皆様、企画してくれたzero zero zさん、ご関係者の皆様、ありがとうございましたーっ!!
(Photo by むとう) pic.twitter.com/R9d7Hku31H
— 菅野恵 (@sugenomegumi) May 20, 2018
風とロックCARAVAN福島、旧広瀬座から。箭内さん伴奏で遠藤ナツミ「2061年のラヴソング」#caravan福島 pic.twitter.com/8h7Dyjy3f5
— Channel rfc【ラジオ福島】 (@radio_rfc_japan) November 23, 2019
▼映画「カツベン!」(周防正行監督)のメインロケ地になったり。地元福島の貴重な文化資本の場として愛されています。
いよいよ12/13(金)『カツベン!』公開🎉🎊!今日はロケ地の旧広瀬座で試写会が😍私も昨年、福島へ撮影見学に伺ったのですが、急遽エキストラ出演させていただきました!高良健吾さん演ずる茂木貴之の活弁シーンです。スター“気取り”?!いや、これぞスター✨という貴様(たかさま)の説明、必見必聴です… pic.twitter.com/9BWODK223s
— 山内菜々子Nanako Yamauchi (@nanako_ya) December 12, 2019
▼成田凌初主演映画「カツベン!」の予告編。活動弁士を描く物語の世界観実現に「旧広瀬座」は不可欠。
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