映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」あらすじ、見どころ

2018年公開の映画「こんな夜更けにバナナかよ  愛しき実話」の大まかなあらすじ、作品の見どころなどをまとめます。

大泉洋が主演を務め、高畑充希と三浦春馬が準主役として出演している良作の映画です。

実話をもとにした筋ジス患者の物語

映画「こんな夜更けにバナナかよ  愛しき実話」は、2002年に42歳の若さで亡くなった筋ジストロフィー患者・鹿野靖明さんと彼を支えた多数のボランティアたちの日常を描いたノンフィクション「こんな夜更けにバナナかよ」が原作となっています。

同作は第35回大宅壮一ノンフィクション賞、第25回講談社ノンフィクション賞をW受賞し大きな話題となりました。

自由すぎ?わがまま?筋ジス患者・鹿野靖明

映画のストーリーは、1994年の札幌からスタートします。12歳で筋ジストロフィーと診断され、20歳まで生きられないと言われながら34歳になり、今では首の上と手先だけしか動かなくなってしまった鹿野靖明(大泉洋)。

状況だけを聞くと暗い気持ちになってしまいそうな話ですが、鹿野の様子は少し違います。

医師の反対を押し切って病院を飛び出し、ケア付き住宅で自立を目指して暮らしている鹿野。自宅には大勢のボランティアが代わる代わるやって来て動けない鹿野の世話をしているのですが、鹿野はアレをしろ、コレをしろ、アレが食べたいなどとボランティアたちをこき使います。

おしゃべりで食いしん坊で女好きで、わがまま好き放題に生きているように見える鹿野と、そんな鹿野を楽しそうに介助するボランティアスタッフたち。一体この関係性は何なんだ…?ふと湧き上がるそんな疑問の答えが、ヒロイン・美咲の登場により少しずつ明かされていきます。

ヒロイン・美咲 鹿野に反発しながらも…

ある日、主要ボランティアの一人である医大生・田中久(三浦春馬)の彼女・安堂美咲(高畑充希)が鹿野の家にやって来ます。

美咲はボランティアばかりで忙しくデートもしてくれない田中の様子を偵察するためにやって来たのですが、鹿野に新人ボランティアと勘違いされると、流されるままにボランティアメンバーになっていきます。

次々に頼み事を押し付け、馴れ馴れしく口説いてくる鹿野。美咲は当初横柄な鹿野に嫌悪感を抱き怒りを覚えますが、次第に鹿野の本当の姿を知っていくことになります。

英検二級に合格し、尊敬する人がいるアメリカに旅行に行くのが夢だという鹿野。なぜ彼は病気に絶望せずに明るく前向きに生きているのか、なぜボランティアに対し本心をさらけ出し、時に無茶な要求が出来るのか…。美咲は鹿野と接していく中で、鹿野を介助の対象者としてではなく、一人の人間、そして異性として心を許していくことになります。

悩み多き医大生 三浦春馬が好演

障害者の生き様という大きなテーマとともに、この映画の大きな見どころとなるのが、2020年に悲しい出来事があった俳優・三浦春馬の渾身の演技でしょう。

三浦春馬が演じる北大の医学生・田中は自らの意志が薄弱で、大病院を経営する父親の顔色をうかがいながら大学に通う悩み多き青年です。

他人から見ればお金持ちでイケメンで医大生で、と悩むことなど何もないように見える田中。しかし、合コンで出会った彼女・美咲が教育大生だと嘘をついていたことを知って取り乱したり、美咲と鹿野が急接近すると嫉妬心で暴言を吐いてしまったりと、どこか頼りなさげです。

何事に対してもどこか上の空であり、そもそも障害を抱える鹿野に対し本心ではどう思っているのかが今ひとつ見えてこない、不安定な青年役を三浦春馬が繊細に演じています。もしかしたら、三浦春馬本人の儚い人間像と役柄を重ねて見てしまう人もいるかも知れませんね。

おしゃべり男・大泉洋の本領発揮

そして、ペラペラと止めどなくお喋りを続ける騒がしい男・鹿野役を、大泉洋が見事に演じきっています。

傲慢で横柄なのかと思いきや、鹿野の言動には家族やボランティアへの気遣いと自立心にあふれており、次第になぜ彼の周りに人が集まってくるのか、その理由が見えてきます。

筋ジス患者が楽しく幸せに生きて何が悪い!…筋ジス患者のみならず、すべての人に普遍的なテーマともいえる「一度きりの人生の生き方」を問いかけてくる、良作映画に仕上がっています。

▼2020年11月現在、映画「こんな夜更けにバナナかよ」はHuluAmazon prime videoで見放題配信中。Huluは2週間、Amazon prime videoは31日間の無料トライアルがあります。※最新の配信情報をご確認ください。


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