TBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」は、東京都府中市が主な舞台。そのため、実際に府中市内で多くの撮影が行われています。
この記事では、「ノーサイド・ゲーム」の府中市内のロケ地情報をまとめていきます。※撮影時の混乱を避けるため、放送前の段階ではロケ地情報の多くは非公開となっています。詳細が分かり次第、随時情報を更新していく予定です。
主人公・君嶋は府中市在住という設定
主人公であるトキワ自動車本社勤務のエリートサラリーマン・君嶋隼人(大泉洋)は、企業買収案件を巡り常務取締役・滝川(上川隆也)と衝突した末、府中工場に左遷されてしまいます。
君嶋は府中市在住という設定になるとのことで、通勤や日々の生活風景の中で府中市内の風景が多数登場していきそうです。また、府中市内の実際の地名も劇中にたびたび登場するとのこと。
以下、府中市内で撮影が行われた施設、場所などを列挙しておきます。
▷東芝府中グラウンド、東芝府中事業所(府中市東芝町)
君嶋が左遷により飛ばされてしまうトキワ自動車府中工場ならびにアストロズの本拠練習場の撮影に使われているのが、東芝府中事業所、そして東芝府中事業所天然芝グラウンドです。
府中はラグビーの町として知られ、東芝ブレイブルーパス、サントリーサンゴリアスというジャパンラグビートップリーグ所属の強豪チームが本拠を置いています。原作では横浜工場に左遷させられる設定だった君嶋ですが、ドラマ版ではラグビーの町・府中に舞台を変えて、物語が描かれていきます。
・「ノーサイドゲーム」ロケ地・東芝府中グラウンド アストロズ練習場(トキワ自動車府中工場)
▷府中駅前、ケヤキ並木
府中市のホームページ(観光情報・撮影情報)によれば、府中駅前ならびに府中の象徴であるケヤキ並木も撮影地となり、各場面で登場するとのこと。
▼歴史ある大國魂神社からまっすぐ伸びる参道「馬場大門のけやき並木」は、府中市の象徴的風景。
▷大國魂神社・参道
第3話でアストロズの選手たちがボランティア活動の一環で清掃した、神社の参道。
大國魂神社といえば西暦111年創建という大変な歴史を持つ武蔵国の総社。府中の象徴と言える神社ですね。
▷府中市郷土の森博物館(芝生広場)
君嶋がラグビーボールを手に息子に語りかける芝生のシーン、それに「アストロズファン感謝祭」のシーン(第6話)は、府中市郷土の森博物館にある芝生広場で撮影されています。黄色い外観が可愛らしい旧府中町役場庁舎など、移築、保存されている府中の古い建物が画面に映り込みます。
▷東京農工大学(小金井キャンパス)※小金井市
君嶋と柴門が通っていた城南大学のキャンパスのシーンは、府中市の隣、小金井市にある東京農工大学小金井キャンパス(講義棟付近など)で撮影されたようです。君嶋と柴門が講義を受けるシーンや、二人の学生時代の恋愛模様などの因縁が同キャンパスを舞台に描かれます。
東京農工大学は、府中市に本部(+農学部)があることで知られる、名門国立大学。美しい風景を持つ府中キャンパスもロケ地として登場するかも知れませんね。
▼小金井キャンパス・講義棟前。学生に扮した大泉洋と大谷亮平が、このキャンパスで撮影に臨みました。
▷居酒屋「多むら」の撮影(府中市紅葉丘一丁目)
アストロズのメンバーが足繁く通う架空の居酒屋「多むら」のシーンも、府中市内の建物を改装して撮影が行われている模様。
▼Google Mapで探したところ、ファミリーマート紅葉丘南参道店の駐車場横にある建物(元石材屋?)を利用しているようですね。
▷府中朝日フットボールパーク
第2話で登場。君嶋からの最初の監督要請オファー電話を受けた柴門が居たグラウンド。柴門はこのグラウンドで一人ラグビーボールを蹴り、今後の人生を悩んでいた。
撮影が行われた府中朝日フットボールパーク(旧朝日サッカー場)は、調布飛行場、東京大国語大学、武蔵野の森公園、味の素スタジアムなどが立ち並ぶ一帯にあるサッカー場。背後には東京大国語大学の校舎が見えます。
▷是政橋と南武線の鉄橋、多摩川の空撮風景
第2話に登場。多摩川にかかる南武線の鉄橋、是政橋越しの都心方面(東)に朝日が昇る美しい風景が空撮で登場。画面左手には東京競馬場、多摩川競艇場なども見えており、府中市の象徴的風景といえる。
▷大東京綜合卸売センター
第3話で登場。アストロズの選手たちが地域密着を目指して福引抽選会を実施した市場。
▼多摩地区最大級のディープな卸売市場「府中市場」(大東京綜合卸売センター)。
▷きくよし食堂
第3話で登場。アストロズの選手たちがファンクラブ会員募集のポスターを貼ってもらえないか頼みに行く街の定食屋。
きくよし食堂は地元に愛される定食屋で、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」のロケ地としても登場。
※地元企業コラボ・青木屋の「六社万頭」が登場
ロケ地ではありませんが、市内にある明治26年創業の菓子店「青木屋」が「ノーサイド・ゲーム」とコラボ。ドラマ内に青木屋の銘菓「六社万頭」が登場するとのこと。六社饅頭は、武蔵野国の六つの神社の神様(六社)をまとめていた大國魂神社が名前の由来。ふっくらした醤油味の生地につぶ餡の入った、昔ながらの素朴な味わいが人気です。
「下町ロケット」では佃社長(阿部寛)が大福を頬張るシーンが名物となっていましたが、今回も効果的なアイテムとして六社万頭が登場しそうです。
またコラボ商品として、アストロズのワッペンモチーフの焼印を押した「おいしいおしくらまんじゅう(六社万頭と国府万頭が各3個)」、アストロズのチームロゴをあしらった特別パッケージの「武蔵野日誌チョコレート」を販売するとのこと。