NHK連続テレビ小説「おむすび」第25回(11月1日放送)より。
この日の放送では、野球部の古賀陽太と書道部の宮崎恵美の急接近を思わせる描写がありましたので、内容をまとめておきます。
糸島フェスの打ち上げ 玄関先で四角関係が勃発?
米田家で行われた「糸島フェスティバル」の打ち上げは、実行委員のメンバーやハギャレン、ひみこなど関係者が勢揃いし、おおいに盛り上がっていました。
この打ち上げには福岡西高校の「ヨン様」四ツ木翔也(佐野勇斗)や結のクラスメイトの古賀陽太(菅生新樹)、宮崎恵美(中村守里)らも参加しており、ちょっとした恋模様(四角関係?)の予感も描かれています。
宴もたけなわの頃。帰寮することになった翔也を結が送ろうとすると、玄関先で陽太が二人に絡んでいます。
「送る必要ないやろ。男なんやけん」
そういって結と翔也が一緒になることを阻止する陽太でしたが、そんな陽太の姿を恵美が後ろからじっと見つめていました。
陽太と恵美は打ち上げ会場に二人でやって来て一緒に台所仕事を手伝う姿も見せており、いつの間にか仲良しになっているようです(第23回)。
第5週時点での「四角関係」は以下のような感じでしょうか。
恵美→→陽太→→結→?♡?←翔也
恵美「うちも帰る。陽太くん送って。」
「恋のライバル」である翔也に対し、自分は永吉のじっちゃんから結を守るように言われている、と玄関先で猛アピールする陽太。
結局翔也は一人で帰ることになり一件落着しますが、そんな様子を後ろから見ていた恵美が思わぬ行動に出ることになります。
恵美「うちも帰る。陽太君送って。」
陽太「何で?」
恵美「いいけん、送ってよ。」
結「陽太、送ってあげり。」
陽太「(しぶしぶと)…分かったよ。」
恵美「行こう。」
今のところ恵美にそれほど興味がないらしい陽太はしぶしぶと恵美を送ることになりますが、このシーンは今後の陽太と恵美の急接近を示唆している可能性があります。
恵美は何を思って陽太に送ってもらおうとしたのか。以下の2つの理由が考えられそうです。
理由①…恵美はすでに陽太に好意を持ち始めており、結と翔也に絡む陽太の言動に嫉妬してしまった。
理由②…親友の結と翔也の恋をアシストするために、「邪魔者」になりそうな陽太を結から引き離そうとした
今のところ恵美の発言の真意はわかりませんが、陽太がいる台所仕事を積極的に手伝いに行った恵美の様子(第23回)などから、恵美が陽太に親近感を抱いているのは間違いなさそうです。
振り返って過去回を見直してみると、
【第1回】高校登校初日、恵美は初対面の陽太を興味深そうにジロジロと見ている。恵美の席は陽太の一つ後ろ。
【第9回】野球部の試合。9回に代打で登場した陽太を恵美がスタンドから必死に(手を合わせて祈るように)応援している。
といった描写が見られます。
結からは軽視されがちなキャラクターである陽太ですが、恵美は当初から陽太を小馬鹿にするような素振りを一切見せておらず、二人の相性はいいのかも知れません。
今後のあらすじを読む限り陽太は少々人生を迷走していきそうな感じがありますが、やがて恵美がそんな陽太の味方になる展開があるかも…?
▼高校卒業後、陽太は博多のIT会社への就職、恵美は福岡市内の大学への進学を希望。二人の関係性は福岡の生活でも育まれていきそうです。