日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」ロイヤルホープ(ノザキファーム生産)とは?

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TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に登場することが予想される、ノザキファームの生産馬・ロイヤルホープ。

原作小説ではこのロイヤルホープという馬が物語上大きな意味を持っており、ドラマ版でも同様の役割を担うことが予想されます。

この記事では、原作小説を参考にロイヤルホープがどのような馬なのかをまとめます。

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目次

【原作小説】弱小牧場・ノザキファームの命運をかけたロイヤルホープ

※以下の文章は原作小説「ザ・ロイヤルファミリー」を参考にした内容です(わかりやすいようにドラマ版の俳優名は併記しておきます)。ドラマ版では内容や名称が変更になる可能性があります。

「先月生まれた仔馬を(山王)社長に見て欲しい」

かつての恋人・野崎加奈子(松本若菜)から頼まれた栗須栄治(妻夫木聡)は、山王社長(佐藤浩市)を連れて北海道日高地方にある牧場・ノザキファームを訪れます。

ノザキファームは加奈子が父の剛史(木場勝己)とともに経営している弱小の生産牧場で、現在の経営状況は非常に苦しいようです。※原作小説では加奈子の父の下の名前は登場せず。

そんなノザキファームが今後の命運をかけているのが、まだ生まれたばかりの美しい青鹿毛の仔馬(牡馬。後にロイヤルホープと命名)でした。加奈子以外の人にはなかなか懐かない繊細な馬で、額に雷模様の白斑があるのが特徴的です。

「私たちはあの仔にすべてを賭けている」

加奈子がそう栗須に話すこの仔馬は、フェイズアンビータブルというアメリカの種馬を父に持ちます。

フェイズアンビータブルは、1960年代に活躍した「20世紀最高の種牡馬」ファイナルダンサーの系譜を持つ種馬。ノザキファームの馬がドバイのG2レースに出場した際に目の前で圧勝したのがフェイズアンビータブルであり、それを見た加奈子の父が強い思い入れを持ち、わざわざアメリカまで母馬を連れて種付けをしたのだそう。

種付け料は日本とは比べものにほど安かったそうですが、加奈子は「ちょっと面白い血のクロスが生まれる」として、この仔馬の将来に期待を寄せているようです。

ロイヤルホープ(ノザキファーム生産)

馬主:山王耕造
性別:牡
毛色:青鹿毛
産地:日高
血統:母?(ノザキファーム産の牝馬)、父フェイズアンビータブル(アメリカ)、祖先ファイナルダンサー

【原作小説】「人に賭ける」山王社長が購入するロイヤルホープ

ファイナルダンサーの血を引く血統とはいえ、父(フェイズアンビータブル)はドバイのG2レース制覇止まり。この青鹿毛の仔馬(ロイヤルホープ)はノザキファームの強い思い入れこそあれ、決して市場価値が高い馬とは言えません。

はるばる庭先取引にやって山王社長に対し、加奈子の父はそっけない態度を貫き「あんたなんかに売る気がない」と言わんばかりの悪態をつきます。加奈子の父は金満馬主に散々買い叩かれてきたため、いかにも胡散臭い山王社長のことが信用できないようです。

しかしそこは山王社長の人間力のなせる技か。加奈子と栗須が席を外したわずかな隙に、山王社長と加奈子の父はなぜか意気投合してしまいます。

一体何があったのか不思議がる栗須に対し、山王社長は

「俺たちも乗るからな、野崎さんたちの酔狂にな。聞いたこともない種牡馬で大きいレースを獲ったら面白いだろう?ここにいるみんなで夢を見ることにした。欲望に飲み込まれるときは全員一緒だ」

「いつも言っているだろう。馬を見る力のない俺は、人間に賭けるしかないんだよ。それだけのことだ。」

と饒舌に語っています。

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【ドラマ展望】ホープ、佐木隆二郎、広中調教師 チームで躍進

原作小説では、山王社長の所有馬となり「ロイヤルホープ(=希望)」と名付けられたこの青鹿毛の仔馬が大きな躍進を遂げていきます。

繊細で気難しさはあるものの、その走りはしなやかで脅威の末脚を持っているロイヤルホープ。ヤンチャな金髪の騎手・佐木隆二郎(高杉真宙)を専属の騎手に迎え、広中調教師(安藤政信)にしっかりと管理される中で、その才能が一気に花開いていきます。

おそらくドラマ版でも原作小説同様に、加奈子の父・剛史が山王社長に反発する姿や、ヤンチャな騎手・佐木隆二郎とコンビを組んで才能が一気に開花していくロイヤルホープの様子などが描かれていくと思われます。

椎名氏所有の有力馬と渡り合い、山王社長に大きな夢を見せてくれるロイヤルホープですが、この一頭だけですべての夢が叶うほど競走馬の世界は甘くないでしょう。

ロイヤルホープの血統と山王社長の夢を受け継いだ次世代の馬が、ついに大きなことを成し遂げる…。そんな展開がドラマ終盤で見られるものと予想します。

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