NHK連続テレビ小説「あんぱん」第1週に登場している高知・御免与町にある「御免与尋常小学校」。
この小学校の撮影ロケ地になっている学校と、モデルになっていると思われる漫画家・やなせたかしの母校をまとめます。
ロケ地は大子町・旧上岡小学校 「花子とアン」にも登場
父が急死し、母の登美子(松嶋菜々子)と共に伯父の寛(竹野内豊)を頼って高知県御免与町へとやって来た内気な少年・柳井嵩(木村優来)。
伯父夫婦の家で暮らし始めた嵩は、「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)らも通う町の学校「御免与尋常小学校(ごめんよ・じんじょうしょうがっこう)」の2年1組に転入することになります。
この御免与尋常小学校の撮影場所、ロケ地となっているのは、数々のドラマなどでロケ地となった茨城県久慈郡大子町上岡にある旧上岡小学校(きゅう・うわおかしょうがっこう)です。
明治12年(1879年)に大子町立の学校として創立された上岡小学校。残念ながら平成13年(2001年)3月31日をもって閉校となってしまいましたが、木造平屋づくりの趣ある建物やレトロな雰囲気が残る教室や廊下の風景は大切に守り続けられています。
昔懐かしい校舎の風景はロケ地としても重宝され、名作朝ドラ「花子とアン」(2014年)ではヒロイン・安東はなが通った尋常小学校の撮影に使われたほか、朝ドラ「おひさま」(2011年)などでもロケ地となっています。
▼旧上岡小学校は、毎週土・日・祝日の9:00〜16:00の時間に無料で見学が可能。校舎内の見学もOKとのことで、朝ドラの聖地巡りが楽しめます。
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御免与尋常小学校のモデルは現在の後免野田小学校(高知県南国市)
朝ドラ「あんぱん」で描かれている御免与尋常小学校は、柳井嵩のモデルになっている漫画家・やなせたかし(本名・柳瀬嵩)が少年時代に通った高知県長岡郡後免町(現在の高知県南国市)の後免野田組合小学校(現在の南国市立後免野田小学校)がモデルになっています。
新聞記者をしていた父が急死し母が再婚してしまったことにより、高知・後免町で開業医をしていた伯父・柳瀬寛に引き取られたやなせたかしは、後免町にあった後免野田組合小学校に通っています。
なお、やなせたかしの生涯のパートナーとなった小松暢(朝田のぶのモデル)は大阪生まれの大阪育ち。小松暢は大阪で高等女学校を卒業した後に父親の故郷だった縁もあり高知の高知新聞社に入社すると、そこで後から入社してきたやなせたかしと出会い、のちに結婚をしています。つまり、嵩とのぶが幼なじみだというドラマの設定はフィクションということになります。
9歳で東京から高知へとやってきた少年・やなせたかしは、多趣味で教養深い伯父に大きな影響を受けるとともに、後免町で多感な時期を過ごすことになります。
▼南国市立後免野田小学校(高知県南国市下野田276-2)は、やなせたかしが9歳から18歳まで暮らした柳瀬医院の跡地(現在は「やなせたかし・ごめん駅前公園」として整備)からもほど近い場所にあります。