朝ドラ「あんぱん」銀座・美村屋の思い出 モデルはあんぱんの元祖・銀座木村家

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NHK連続テレビ小説「あんぱん」第2回では、ヤムおんちゃんのあんぱんを食べた嵩がかつて東京の銀座で食べた美味しいあんぱんの思い出を語るシーンが描かれています。

この銀座での回想シーンで出てきた「美村屋」は、あんぱんの元祖と言われる銀座木村家がモデルになっていると考えられます。

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銀座・美村屋のあんぱんの思い出

著:中園 ミホ, 編集:NHK出版, 読み手:NHKドラマ制作班
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御免与町の生活に馴染めずに河原で一人佇んでいた柳井嵩(木村優来)は、再び「ヤムおんちゃん」ことフーテンのパン屋・屋村(阿部サダヲ)と遭遇。そこに走ってやって来た朝田のぶ(永瀬ゆずな)も加わると、先日食べさせてもらった屋村の美味しいあんぱんの話題で盛り上がっています。

「なんであんなに美味しいパンが焼けるが?」とのぶが興味本位で屋村に質問をすると、嵩は嬉しそうに「僕、あれと同じくらいおいしいパンを前にも食べたことある」と発言。嵩は持っていたスケッチブックに、父が会社帰りに銀座のパン屋で買ってきてくれたという丸くて美味しそうなあんぱんの絵を描いています。※嵩の「銀座のパン屋」発言を受けて屋村は複雑そうな顔を見せています。

その後の回想シーンによれば、嵩はまだ父・清が生きていた頃に一家四人で銀座・美村屋のあんぱんを食べた思い出を鮮烈に覚えているようです。一家が離れ離れになってしまった嵩にとって、美村屋のあんぱんは家族で一緒に過ごした大切な思い出になっているらしく、これが後の「アンパンマン」誕生の大きな伏線になっていきそうです。

【多少のネタバレ】
この「銀座のパン屋」は第5週、第6週あたりにも登場しそうです。

嵩は東京高等芸術学校に合格すると、伯父の寛とともに銀座のパン屋を訪ねます。

東京高等芸術学校入学後には、担当教師・座間(山寺宏一)の「銀座に行け。世の中を心と体で感じてこい」という助言を受けて嵩は銀座に通うように。嵩は銀座のパン屋に飾ってあった従業員たちの写真の中に屋村がいることを発見します。

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モデルは元祖あんぱん「銀座木村家」か やなせたかしが通った?

あんぱんを発明した銀座木村家

嵩が大好きだという銀座の美村屋は、「あんぱんの元祖」として知られる銀座木村家がモデルになっていると考えられます。

明治維新から間もない1869年(明治2年)、木村安兵衛、英三郎兄弟により「文英堂」の屋号で創業した銀座木村家。

屋号が「木村家」に変わっていた1874年(明治7年)には熱心な研究の末に酒種酵母を作り出す事に成功し、酒種あんぱんを発明。しっとりとした生地のあんぱんは瞬く間に有名になり、大人気になっています。現在もこのあんぱんの味が受け継がれ、銀座木村屋は「あんぱんの元祖」と呼ばれています。

ジャムおじさんのモデルになったパン屋はある?


ドラマ「あんぱん」で阿部サダヲが演じている「ヤムおんちゃん」は、「アンパンマン」の名物キャラである「ジャムおじさん」をモチーフに創作されたキャラクターでは?とネット上で噂になっています。いずれ嵩がヤムおんちゃんとの思い出から着想を得て「アンパンマン」を生み出すような展開がありそうですね。

そこで気になるのが、作者のやなせたかし(柳井嵩のモデル)も実際に銀座木村家に通い、ジャムおじさんのようなパン職人に出会っていたのか?ということです。

一部ネット上では「ジャムおじさんのモデルになったパン屋」として、やなせたかしが利用した可能性がある「銀座木村家」が元ネタでは?という噂が語られています。

ただし、銀座木村家(のパン職人)がジャムおじさんのモデルになったという公式見解はないようで、あくまで噂の域を出るものではないようです。

やなせたかしは青年期に高知新聞社を退職して上京した後、日本橋三越に就職してデザイン部で働いていた時期がありました。日本橋三越のすぐ近くの三越銀座店の目の前には銀座木村家があることから、やなせたかしも銀座木村家のあんぱんを知っていたかも知れませんね。

また、やなせたかしは少年時代に父を亡くす前にも東京で暮らしていましたので、この時期に銀座木村家のあんぱんを食べていた可能性もありそうです。

やなせたかしによる詩「はじまりは、わからない」では、アンパンマン誕生の経緯について語られています。

「いつもよく聞かれる質問がある アンパンマンをいつどうやって思いつきましたか」
「そいつはぼくには解らない 何がなんだか五里霧中 あいまいな迷い道 ゆきくれている毎日だった」

やなせたかし自身がこのように語っていることからも、明確に「アンパンマン」誕生のキッカケとなったあんぱんの店が存在するというわけではなさそうですね。

もしかしたらドラマの放映にあわせて、やなせたかしが実際に銀座木村家に通っていたという事実がメディアによって掘り出される事があるかも知れません。

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