NHK連続テレビ小説「おむすび」11月5日放送の第27回より。
この日の放送では歩の自称付き人である佐々木佑馬(一ノ瀬ワタル)が米田家を訪ね、歩が大女優であるかのような発言をしています。
歩が本当に大女優であれば当然米田家の面々も知るところとなるはずですが、その真相は果たして…。
自称付き人・佐々木佑馬が登場 「アユは大女優」
この日の放送では、糸島フェスティバルも終わり日常の生活に戻っていた米田家に思わぬ来訪客がやって来ています。
その来訪客とは、自称「アユ(歩)の付き人」をやっているという大柄の男・佐々木佑馬(一ノ瀬ワタル)。どうやら佑馬は突然行方不明になってしまった歩(仲里依紗)を探すために東京からやって来たようです。
歩が無事であることを永吉(松平健)から知った佑馬は、「よかった〜。全然電話に出てくれなくてもう…。アユさん、突然撮影現場からいなくなっちゃって。大女優のアユさんがいなくなってもう現場は大混乱なんッスよ。」と発言。
これに気を良くした永吉が「歩が東京で女優をしている」と糸島の人たちに吹いて周ったため、米田家の前には「大女優」を一目見ようという糸島の人たちが集結。大騒ぎになってしまいます。
歩は東京で何をしている?ヒントはカラオケビデオ、天神乙女会・明日香の発言?
中学時代に親友の真紀(大島美優)を震災で亡くし、それ以来心を閉ざしたままでいる歩。
歩は糸島を飛び出して東京で暮らしていますが、歩が東京でどのような生活を送っているのか、疎遠になっていた米田家の人々はよくわかっていません。自称付き人だという佐々木佑馬が登場したことで、謎に包まれていた歩の東京での生活が徐々に明かされていくかも知れませんね。
歩は「自称付き人(マネージャー)」が付いていることや、「大女優」として撮影現場に顔を出しているらしいことなどから、東京で芸能活動をしている可能性があります。
実は過去の放送を見返してみると、歩が東京で芸能活動をしていることを裏付けるかのような以下のようなシーンが描かれています。
伏線①…浜崎あゆみのカラオケ映像に歩の姿?【第11回】
第11回(10月14日)放送では、結がハギャレンメンバーたちと福岡のカラオケに行く様子が描かれています。ハギャレンメンバーが十八番である浜崎あゆみの「Boys & Girls」(♪輝き出した僕らを誰が〜)を歌っていましたね。
この時、「Boys & Girls」のカラオケビデオ(MV)が画面に映し出されていますが、映像の中で漁港を歩く金髪姿の女性が歩なのでは?という予想が視聴者の間で挙がっています。
映像の最後にはこの金髪女性の横顔がアップで映し出されていますが、その左頬には歩を演じている仲里依紗と同じ位置に大きなホクロがありました。ほぼほぼ、この金髪女性=歩で確定ではないかと思います。
この伏線から、歩は東京で売れない「カラオケ映像女優」をやっている可能性が考えられます。撮影現場に臨むような女優でありながら糸島まではその活躍が伝わってこない、絶妙な知名度の芸能人と言えますね。
伏線②…天神乙女会の明日香の発言【第18回】
第18回(10月23日)放送でも、歩の謎の芸能活動のヒントとなるような会話がありました。
福岡の中心部で、かつてのライバルである天神乙女会の大河内明日香(寺本莉緒)と再会した歩。二人はそのままバー「Heaven God」に行き、未決着だったという勝負をつけるために「大食い対決」を行っています。
勝負の後、二人は以下のような会話を交わしています。
明日香「てかさあ、アユ、東京でギャル雑誌のモデルしとったよね。」
歩「…まあ。」
明日香「じゃあ、なん?その格好。ギャルやめたん?」
歩「やめたっていうか私…最初からギャルなんかじゃなかったから。」
明日香「はあ?」
この会話からも、歩は上京後になんらかの意図があって「ギャル雑誌のモデル」活動を行っていたようです。
「最初からギャルなんかじゃなかった」という歩の発言を深読みすると、歩は自分の意志ではない何らかの理由でギャルになり、上京してモデル活動を行っていたのではないかと推測できます。
もしかしたら歩は亡き真紀の無念を晴らすため、あるいは真紀と交わした何らかの約束を守るためにギャルモデルの活動をしていたのかも知れません。
このあたりの歩の真意は、第6週以降で描かれていきそうですので、お楽しみに。