TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に登場する山王家の家系図、家族関係図をまとめます。
また、原作小説を参考に物語後半の山王家の家系図をまとめます。
【ドラマ版】物語開始時の山王家

日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」は、早見和真氏の同名小説「ザ・ロイヤルファミリー」が原作。
主人公の税理士・栗須栄治(妻夫木聡)はひょんなことから人材派遣会社「ロイヤルヒューマン社」を一代で築き上げた社長かつ有力馬主の山王耕造(佐藤浩市)と関わるようになり、社長が熱を上げている同社の競馬事業部にマネージャーとして関わっていくことになります。
山王家は、父でワンマン社長の山王耕造、妻の山王京子(黒木瞳)、長男で「ロイヤルヒューマン社」の人事統括部長を任されている山王優太郎(小泉孝太郎)、それに自由奔放な長女・山王百合子(関水渚)の4人家族です。
事業に成功し裕福な山王家ですが、家族は二の次で競馬に明け暮れる山王社長の影響もあり、一家はバラバラです。
神経質さが目立つ妻の京子は大の競馬嫌い。なんとか夫の耕造に馬主を辞めさせようと息子の優太郎や栗須を巻き込んでいきます。
長男の優太郎は「ロイヤルヒューマン社」の後継者候補ですが、ワンマン経営で競馬に熱をあげている父のやり方に不満を持っています。
長女の百合子だけは唯一、耕造に対して中立的な立場。百合子は奔放な性格のお嬢様で、物言いは厳しいもののあけっぴろげで親しみやすい性格です。
重賞レースなどの際には、一家で競馬場の「出走馬主ロビー」に顔を揃えることもある山王一家。しかし、山王社長所有の馬がイマイチ結果が出ていないことや、成金でチグハグした雰囲気の家族であることなどから、周囲からは「ザ・ロイヤルファミリー(笑)」「チープなロイヤルファミリー」などと揶揄されています。
以下、原作小説を参考に、物語後半に判明していく山王家の「真の家系図」を掲載しておきます。これより先はドラマのネタバレとなりそうな内容も含みますのでご注意ください。
【小説ネタバレ】物語後半・山王社長の秘められた家系図
▼原作小説の物語後半時点での山王家とその周辺の家系図。山王社長の夢は次の世代に受け継がれて…。
※この家系図は原作小説を参考に作成しています。ドラマ版では改変があるかも知れません。

原作小説では、栗須が山王社長と出会ってからマネージャーとして競馬に深く関わっていく15年以上の月日が描かれています。
もとより家族関係が上手くいっていなかった山王社長ですが、やがて群馬の前橋に長年の愛人である中条美紀子という元ホステスの女性がいることが発覚。さらに美紀子との間に、隠し子である中条耕一という少年がいることも明るみに出ます。兼ねてからの競馬狂だったことも嫌がられ、山王社長はついに京子夫人から三行り半を突きつけられ、離婚するに至ります。
この隠し子の中条耕一が、やがて成長して物語後半の超重要人物となっていきそうです。
耕一は競馬狂の父・耕造の血と、なぜか馬を見る目が抜群だった母・美紀子の血を引き、競馬研究に没頭する青年に成長。山王社長が抱いた競馬の夢を、耕一が受け継いでいきます。
また、山王社長の長女・百合子は山王社長の所有馬「ロイヤルホープ」などに騎乗する騎手・佐木隆二郎と結婚。山王社長の孫たちも生まれていきます。
「ザ・ロイヤルファミリー」は家族の物語であるとともに、「受け継がれていくもの」が物語の大きなテーマとなっています。
代々受け継がれていく馬の血統と、競馬バカの山王社長や競馬に携わる人々が抱いた見果てぬ夢。一代では終わらない夢物語が、次世代へと受け継がれていく姿がドラマでも描かれていきそうです。
