TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に登場する椎名展之所有の競走馬・ソーパーフェクトについてまとめます。
ソーパーフェクトは、中条耕一が継承した競走馬・ロイヤルファミリーと熾烈な戦いを演じていくことになります。
山王社長 vs 椎名氏の戦いは次世代へ
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ロイヤルホープで有馬記念制覇の夢を見た山王耕造(佐藤浩市)と、ヴァルシャーレ、イマジンドラゴンら強力な所有馬でその夢の前に立ちはだかった椎名善弘(沢村一樹)。
時が流れて山王社長が亡くなった後には、このライバル関係は両者の息子たちに引き継がれていきます。
ロイヤルホープとロイヤルハピネスのかけ合わせで生まれた新馬・ロイヤルファミリーを相続馬限定馬主として引き継いだ中条耕一(目黒蓮)は、父の山王耕造と同じく有馬記念制覇を目標として馬主活動を開始していきます。
一方、椎名善弘の息子である椎名展之(中川大志)は若くして馬主としての要件を満たし、馬主の世界へ飛び込んでいきます。
展之はソーパーフェクトという仰々しい名前の新馬を所有し、耕一とロイヤルファミリーの強大なライバルになっていきます。

▼椎名展之を演じるのは中川大志。日曜劇場は「オールドルーキー」以来の出演となります。椎名展之は良くも悪くも新人馬主の耕一に影響を与えていく存在に。
ソーパーフェクトってどんな馬?血統は?
| 馬名 | オーナー | 主戦騎手 | 血統 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ソーパーフェクト | 椎名展之 | 佐木隆二郎 | 父:ロイヤルホープ 母:? | 脅威の末脚、大舞台でも動じない |
| ロイヤルファミリー | 中条耕一 | 野崎翔平 | 父:ロイヤルホープ 母:ロイヤルハピネス | 父譲りの末脚、かなり気性が荒い |
原作小説によると、ソーパーフェクトは椎名善弘が北陵ファームのセリ市(セレクタリアセール)で競り落とした馬。
ソーパーフェクトの父は山王社長が有馬制覇の夢を見たロイヤルホープで、購入価格は1,900万円と格安。椎名善弘氏が次々に重賞を手にした名馬たち(ヴァルシャーレ、イマジンドラゴン)のように血統に優れているわけではありません。
ただし、ソーパーフェクトはこの北陵ファームのセリ市を見学していた中条耕一が「A」評価をつけており、同席した椎名氏の息子の展之も「よっしゃー!これはおいしい。超お買い得!」と落札を喜ぶなど、単純な血統だけでは見えてこない隠れた素質がありそうです。
落札後に息子の椎名展之の所有となったこの新馬は、まるで山王陣営や耕一を挑発するかのような「ソーパーフェクト」という仰々しい馬名が付けられます。
ソーパーフェクトは父・ロイヤルホープ譲りの脅威の末脚を持ちつつ、ホープの欠点でもあった気性難の気質は見られず。大きなレース前でも堂々と落ち着いた姿を見せていきます。
デビューとともにその実力が一気に開花したソーパーフェクトは次々と重賞を制覇していき、ロイヤルファミリーならびに耕一の強大なライバルになっていきます。

山王社長の夢を受け継ぐ異母兄弟・ロイヤルファミリー、ソーパーフェクト
ドラマ版「ザ・ロイヤルファミリー」の物語後半では、中条耕一(ロイヤルファミリー)VS椎名展之(ソーパーフェクト)のバチバチのライバル関係が描かれていくことが予想されます。※耕一と展之は夜な夜な飲み歩くなどプライベートでは仲良しに。
このライバル関係は山王社長(ロイヤルホープ)と椎名善弘氏(ヴァルシャーレ、イマジンドラゴン)の関係性がそのまま次世代へと引き継がれたようにも見えます。
とはいえ、下表を参照していただければわかるのですが実はこの二頭のライバル関係は、山王社長の置き土産ともいえる存在が敵味方に分かれて夢の続きを追い求めるという構図にも思えます。
| 馬名 | オーナー | 主戦騎手 | 血統 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ソーパーフェクト | 椎名展之 | 佐木隆二郎 | 父:ロイヤルホープ 母:? | 脅威の末脚、大舞台でも動じない |
| ロイヤルファミリー | 中条耕一 | 野崎翔平 | 父:ロイヤルホープ 母:ロイヤルハピネス | 父譲りの末脚、怪我が多い、かなり気性が荒い |
ソーパーフェクト、ロイヤルファミリーは、ともに山王社長が愛した名馬・ロイヤルホープを父に持つ異母兄弟です。
ソーパーフェクトもロイヤルファミリーも、ロイヤルホープで果たせなかった山王社長の夢(有馬記念制覇)を受け継ぐ存在と言えます。
また、ソーパーフェクトの主戦ジョッキーが佐木隆二郎(高杉真宙)になるのも面白いところ。隆二郎はロイヤルホープに騎乗し続けた「ロイヤルチーム」の一員で、今や山王社長の義理の息子(百合子の夫)になるなど山王社長と縁の深い人物です。
一方、ロイヤルファミリーの主戦ジョッキーとなる野崎翔平(市原匠悟)は、山王社長の右腕である栗須栄治(妻夫木聡)と深い縁を持つ人物(後に親子関係に?)。原作では生前の山王社長が翔平のジョッキーとしての能力を高く評価しており、ロイヤルファミリーの主戦ジョッキーに抜擢されています。
椎名展之は、ロイヤルホープ(古い血統、アメリカの血筋も入っている)にロイヤルハピネス(後半が弱い)をかけ合わせたロイヤルファミリーの血統に対して懐疑的であり、自身がスポーツ新聞で連載しているコラムで耕一の血統センスをこき下ろしていきます。
展之がその血統に大きな自信を持っているソーパーフェクトと、血統マニアの耕一が考え抜いた末に生み出したロイヤルファミリー。佐木隆二郎VS野崎翔平という新旧ジョッキーの対決も含め、両陣営の熾烈なバトルが物語後半を盛り上げていきそうです。
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