ブラタモリ#19富士山まとめ②湧玉池 マッタンガイとパホイホイ

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10月10日(土)放送のブラタモリ第19回は「富士山」。この日の放送で登場した主なロケ地と、番組概要をキーワードごとにまとめます。

「ブラタモリ#19富士山まとめ①富士山本宮浅間大社 二階建て本殿と徳川様」の記事に続き、この記事では一行が向かった富士山本宮浅間大社のシンボル・湧玉池での様子をまとめます。

神社のシンボル・湧玉池

お参りを済ませたタモリ一行は、浅間大社のシンボルとされる湧玉池(わくたまいけ)に向かいます。かつて湧玉池は富士登山をする前の禊の場でした。現在でも年間を通して13℃の清冷な水が涌き出す湧玉池ですが、ここに水が湧き続けるのにはきちんと理由がある、という本日のセンセイ(静岡大学・火山学が専門の教授)のお話が始まります。

湧玉池の縁には、ゴツゴツした富士山の溶岩が重なった崖があります。これは平坦な盆地周辺においては珍しい地形なのですが、この崖こそが「富士山の美」を謎説く重要なキーとなる場所だとか。ん?どういうこと??


▲ 湧玉池の縁には溶岩が積み重なって出来た崖が見える。

マッタンガイ

湧玉池近辺は、ちょうど富士山の溶岩が到達したギリギリの場所。いわば富士山の裾の縁(へり)にあたる場所で、流れ出た溶岩の先端部は崖を形成しています(末端崖=マッタンガイ)。

富士山に降った雨は、水を通しやすい表面の溶岩層に染み込み(その下には水を通さない土石流の地層あり)、麓へと15年ほどかけてゆっくりと斜面地中を流れていきます。そしてちょうど溶岩がなくなる麓あたり(マッタンガイ)、湧玉池近辺で水が地表に涌き出すわけです。

実はこの山頂から20kmあたりの湧玉池付近でちょうど溶岩が止まっているという事実が、「富士山の美」のポイントのひとつなのです。

溶岩の軟らかさ、硬さで山の形が決まる

雲仙普賢岳や昭和新山のように溶岩が硬すぎて流れず火口付近でいびつに固まるわけでもなく、ハワイ・キラウエア火山のように軟らかすぎてサラサラと遠方まで流れ、パンケーキ状になるでもなく。

富士山の溶岩流の「ちょうど良い軟らかさ(火口から20km程度まで到達)」があったからこそ、現在の富士山のような端正な姿が出来あがったとのこと。湧玉池の湧水と周辺の末端崖の風景は、その事実をよく表すものだったのです。


▲タモリと桑子アナが大喜びした、「溶岩がここまで来た」地点。交差点より富士山側では急に傾斜が始まり、背後は平坦。まさにここが富士山の「はじっこ」。

パホイホイとアア

本日のセンセイから溶岩の硬さ、軟らかさについての説明を受けると、タモリは突然「パホイホイ」「パホイホイ」と口走ります。

例によって桑子アナは「???なんですかそれ」というキョトンとした反応ですが、それもそのはず。「パホイホイ」はハワイ語であり、マニアックな火山学用語なのです。

タモリとセンセイによれば、ハワイ語で「パホイホイ」は流れやすい軟らかい溶岩。一方「アア」は流れにくい、硬い溶岩のこと。緊張感のない言葉ですが、立派な学術用語だとか。タモリは嬉しそうに「パホイホイ」と「アア」を使って作文をし、桑子さんがケラケラ笑うという、いつもの平和なブラタモリの展開に。

次の記事:ブラタモリ#19富士山まとめ③スパターと割れ目火口に続きます。

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