2015年6月26日(金)放送のNHK「ドキュメント72時間」に登場する茨城県水戸市のタバコ屋の看板ネコ「ハチ」についてまとめます。
「ドキュメント72時間」は、毎回一ヶ所にカメラを72時間据え置き、その場所で交わされる人間模様を綴ったドキュメンタリー番組です。6月26日(金)は「茨城水戸 ウワサの猫と商店街」と題し、水戸にあるタバコ屋さんの三日間を観察します。
「水戸東照宮」赤鳥居横「糸久たばこ店」
水戸では「権現さん」と呼ばれ親しまれる「水戸東照宮」の赤鳥居横に、ポツンと建つ小さなタバコ屋さん「糸久たばこ店」が今回の舞台。この「糸久たばこ店」は茨城県内のみならず、東北や九州(!)などからもわざわざ来店する人が居るという、知る人ぞ知るスポットです。
▼「糸久たばこ店」は、国道50号線「銀杏坂」に面した赤鳥居が目印。赤鳥居の左隣に「たばこ・宝くじ・ナンバーズ」の文字が見えます。「水戸東照宮」は徳川家康(東照公)を主祭神とし、「権現さん」として親しまれています。
看板猫「ハチ」
来訪者のお目当ては、愛らしい「八の字マユ」がトレードマークの看板ネコ「ハチ」(♀4歳)。まるで墨で落書きされたかのようなはっきりとした「八の字マユ」の可愛らしさが評判を呼び、たちまち街の人気者、アイドルになりました。
看板娘・ハチは近所のライター・マエダさんが飼っている飼い猫で、店には「通いネコ」として毎日やってきます。マエダさんは2011年の震災後に友人からハチを譲り受けたそうで、仕事の関係もあり、昼間は近所の「糸久たばこ店」にハチを預けているそうです。
宝くじ、ナンバーズが当たる?
可愛らしい八の字と生来の愛らしい仕草により今や大人気となったハチですが、「看板娘」として店の売り上げにも貢献しています。「糸久たばこ店」では宝くじやナンバーズの販売も取り扱っているのですが、末広がりの「八の字マユ」は縁起がいいとして、宝くじを買ったお客さんはハチの頭に宝くじをこすりつけていくとか。実際、この売場からしばしば高額当選者も出ているとのことです。
また「水戸東照宮」の横という場所柄もあるのか、「受験」や「就職」の成功を祈願してハチに逢いにくる人も絶えないそうです。店頭には受験の合格や就職決定を報告する来訪者のメッセージも張り出され、この店が愛されていることがうかがい知れます。
※ハチは猫なので(笑)日中は店内奥で寝ていることも多く、店頭で姿を見られない日もあります(土曜日は店番には出ない)。そうした来訪者への配慮として、店頭にはハチの写真集や来訪者のメッセージなどが貼られています。
▼「ドキュメント72時間」テーマ曲「川べりの家」。